EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

白川日銀総裁の講演@ジャクソンホール

ジャクソンホールで行われた経済シンポジウム講演特集第3弾です。

カンザスシティ連邦準備銀行主催シンポジウム(米国ワイオミング州ジャクソンホール)における白川総裁講演(8月22日)の邦訳「金融危機に対する国際的な政策対応

日本語ですからそのままAcrobat Readerで読んでくださいませ。講演中にキング総裁の発言を引用するなど,やはり「盟友関係」なのかなあ。

先の上海での講演「非伝統的な金融政策─中央銀行の挑戦と学習─」に続く総裁の「欧米いびり」発言としては,P6とP8が良いですね。

【P6の文言】
>人間心理と様々な制度的条件のもとで、低金利が継続するとの根拠のない期待は、良好な経済環境のもとでインセンティブのねじれ(perverse incentive)を醸成することにつながってしまいました。こうしたインセンティブのねじれはさらに、金融面の不均衡の蓄積と顕在化というプロセスを後押しし、やや長い目でみて経済を不安定化させてしまいました。

誰が低金利を放置したかと詳しく述べないのが日本的奥ゆかしさでしょう。例えば「人間心理と様々な制度的条件のもとで」のフレーズにさらに語句を補えば,
  (グリーンスパンが言うなら絶対だという)
人間心理と
  (彼が言い出したら誰も止められないという)
様々な制度的条件のもとで
なんてぴったりだと思いますが,いかがでしょう。

【P8の文言】
>この点、金融の規制・監督のモデルをどうするべきかという議論を巡っては、振り子の針が大きく振れるように、様々な紆余曲折があったことに留意しておく必要があります。単純化して言えば、アジア通貨危機後には、アジア型モデルが評価を下げましたが、今回の危機ではアングロ・サクソン型モデルが評価を下げています。もっとも、これらのモデルが正確に何を意味するのかは、あいまいなままです。

※アジア型モデルとアングロ・サクソン型モデルの比較は,なんとなくやり返したいようなそうでないような気持ちの表現ですね。なかなか良い味を出していますが,これでもまだやんわりだと思われます。

もっと鋭いご指摘&解説は,明日以降に「今朝のドラめもん(営業日の毎朝更新)」でなされるのを期待しましょう。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【09/08/24の週】

先週は米8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は良かったものの,住宅着工件数など発表にあわせてドル安方向にも断続的に振れました。全体的に先々週の動きほど大きくなく,さらに円高になるだけの相場の勢いは無かったですね。このようなレンジ相場の値幅では一部のハイ・フレケンシー・システムトレーダーでないとあまり収益をもたらさないでしょう。相場より週末のカンザスシティ連銀が毎年主催する年次シンポジウムが個人的にはツボでした。いよいよ総選挙まで1週間になりましたが,今週も多くの為替トレーダーは様子見ではないかと思います。



ドル円は,予想が96.50円-92.80円で,実際は95.270円-93.410円(終値94.300円)でした。下限をきつめに見たのは良かったのですが,上限は動きが重く96円ははるかに遠かったですね。日足の一目均衡の雲の上限は95.298円にあり,市場が意識しているかどうかはわかりませんが日柄的にも急激な上昇は望めないのでしょう。また,更なる上昇のためのレジスタンスがレベルではなく95.50円から96.50円までのレンジであることが判明しましたので,明確な上限を規定することが難しいですが,それでも96.50円レベルはドル高過ぎる予測ですので,96.00円ジャストあたりに上限を決めておきましょう。一方,下限については93円台で非常に底堅く推移しましたので,先週に引き続き92円台突入まではいかないと思います。よって,今週の上値は96.00円程度と予測し,下値は93.30円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.4380ドル-1.4050ドルで,実際は1.43760ドル-1.40445ドル(終値1.43350ドル)でした。ここまで上限も下限もぴったりなのは本当にまれですよ。これが何を意味するかというと自分で想定したサポート&レジスタンスが引き続き有効に働いているという事実です。そして,今週考えるべきことはそれらを意識しながらも,ブレイクアウトするだけのイベントがあるかどうかの一点につきます。高値圏で先週終値を迎えましたので,主にドル安要因となるネガティブサプライズがあるかどうかですね。今週はケースシラー指数や新築住宅販売数など住宅関連の指標が目立ちますが,景気下げ止まりの確認で終わる気がします。そこで上限については先週の予測を継続します。一方,下限については8月19日04:00GMTの下落が1.40850ドルまでで失敗したことから,そこから100PIPS上のレベルまではロンガーがずっとポジションを持ち続けている様子です。今週は再び1.40ドル台をつけることなく1.41ドル台で下げ止まるでしょう。よって,今週の上値は1.4380ドル程度と予測し,下値は1.4140ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.0850フラン-1.0700フランで,実際は1.08326フラン-1.05520フラン(終値1.05700フラン)でした。こちらは上限はまあ良いのですが下限が想定以上に週全般にわたってドル安に振れました。今年になってからスイスの輸出産業もフラン高でダメージを受けており,SNBはたびたびフラン売りの介入を続けています。下限については,1.05フラン台が今年の下値圏なのでこれ以下のレートでは一応防衛されると考えています。また,19日にはUBSが課税逃れをした疑いのある米国人顧客が持つ4450以上の口座情報を米政府に開示すると発表しました。たぶん口座閉鎖や課税措置がさらに進行するのでしょう。この程度の顧客資金の実需移動が為替相場に影響を与えるとは思えませんが,こういうニュースを材料にして投機筋が大量の資金移動を行う可能性があるので要注意です。一方,上限については先週サポートできなかった1.0700フランは今度はレジスタンスレベルとして利いてくるでしょう。よって,今週の上値は1.0700フラン程度と予測し,下値は1.0480フラン程度と予測します。

さて今週のイベントですが,週前半の住宅関連指標で何もサプライズが無ければそれ以外はあまり相場に影響を与えないと思います。このため,ドル円は特に選挙を控えて様子見で,ユーロドルは高くなりすぎたので反落,ドルスイスは逆に反転という全く普通の予測をしています。最後の夏休みの週です。しっかり休むときは休みましょう。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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