雇用者数減少幅は予想より縮小(先月と逆)
U.S. Payroll Losses Slow, Unemployment Rate Declines (Update3)
6月は雇用者数減少幅が増加したのですが,それが-467Kから-443Kに改善方向に修正された上に,7月の雇用者減少幅自体も予想より8万人も縮小しています。結果として,失業率自体は連続して予想より低めの9.4%となりました。
7月非農業部門雇用者数: -247K (予想:-325K,前回修正値:-443K)
7月失業率: 9.4% (予想:9.6%,前回:9.5%)
製造業: 5万2000人 (予想:10万0000人,前回:13万1000人)【相当改善】
<内自動車産業: 2万8200人>【GM・クライスラー再生後の再雇用による改善】
建設業: 7万6000人 (前回:8万6000人)【少し改善】
サービス部門: 11万9000人 (前回:22万0000人)【相当改善】
<内リテール部門: 4万4100人 (前回:2万1000人)>【再び倍増】
<内金融業: 1万3000人 (前回:2万7000人)>【相当改善】
製造業・サービス業とも雇用者数の減少幅には歯止めがかかりそうですが,前月よりマイナスが続いている限り,来年には失業率は10%を越えると言われています。
市場はドルに好意的に反応し,今週ドル円が97円台まで円安になるとは全く予想外でした。また,ユーロドルも1.4450ドルを結局越えられずに,1.43ドル半ばあたりからこの指標で1.41ドル台まで一気にユーロ安になっています。ただし,ユーロドルは指標の出方で一度上方に振れてから下落したので,ストップに掛かった人もいたかもしれません。
中途半端にドルが高くなったためまたレンジ相場に戻った感じですので,逆張りしていた人だけが利益を上げて,ブレイクアウトを待っていた人には失望売りとなりました。トレンドを待つ人にとっては忍耐の必要な地合いとなっています。
6月は雇用者数減少幅が増加したのですが,それが-467Kから-443Kに改善方向に修正された上に,7月の雇用者減少幅自体も予想より8万人も縮小しています。結果として,失業率自体は連続して予想より低めの9.4%となりました。
7月非農業部門雇用者数: -247K (予想:-325K,前回修正値:-443K)
7月失業率: 9.4% (予想:9.6%,前回:9.5%)
製造業: 5万2000人 (予想:10万0000人,前回:13万1000人)【相当改善】
<内自動車産業: 2万8200人>【GM・クライスラー再生後の再雇用による改善】
建設業: 7万6000人 (前回:8万6000人)【少し改善】
サービス部門: 11万9000人 (前回:22万0000人)【相当改善】
<内リテール部門: 4万4100人 (前回:2万1000人)>【再び倍増】
<内金融業: 1万3000人 (前回:2万7000人)>【相当改善】
製造業・サービス業とも雇用者数の減少幅には歯止めがかかりそうですが,前月よりマイナスが続いている限り,来年には失業率は10%を越えると言われています。
市場はドルに好意的に反応し,今週ドル円が97円台まで円安になるとは全く予想外でした。また,ユーロドルも1.4450ドルを結局越えられずに,1.43ドル半ばあたりからこの指標で1.41ドル台まで一気にユーロ安になっています。ただし,ユーロドルは指標の出方で一度上方に振れてから下落したので,ストップに掛かった人もいたかもしれません。
中途半端にドルが高くなったためまたレンジ相場に戻った感じですので,逆張りしていた人だけが利益を上げて,ブレイクアウトを待っていた人には失望売りとなりました。トレンドを待つ人にとっては忍耐の必要な地合いとなっています。