EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

3月のドル円のアノマリー

3月期末のドル円は,「輸出企業がドルで回収した製品代金を円転して期末に決算するから円高ドル安になる」というもっともらしい考え方があります。しかし,本当にそうでしょうか。

2000年から2009年にかけての3月のドル円の日足終値レートを3月の月足始値レート(毎年の日にちをそろえるために週末もつなぎ足にしていますので,3月1日が営業日でない場合は2月最終営業日の終値レート)から引いた値をグラフにしてみました。



どうです。パッと見る限り特別に毎年円高になるアノマリーは感じられません。それどころか2001年は8円以上ドル高ですね。でも,いくつか気づかされることがあります。

■ だいたい3月10日までは小動きである。
■ 3月の第2週以降に円高あるいはドル高の趨勢がはっきりする。
■ 円高になる年には周期がある。(2000年・2004年・2008年)
※月足始値よりマイナスの年のグラフを暖色系,プラスの年のグラフを寒色系で表示してこの傾向がわかりました。

円高だった2000年や2004年の翌年の2001年や2005年の3月は円高どころかドル高の方向に振れています。ですから2008年(ピンク色)の3月は確かに円高に振れましたが,今年(薄緑色)の3月も円高になるとは限りません。もちろん下旬以降に円高になると元に戻らない別のアノマリーもあるのですが…

2000年が特別だと考えると,2004年・2008年のケースでも4-5円の円高です。結論として,4年周期のアノマリーから外れる今年は昨年ほど円高傾向になく,かつ円高だとしても陰線の幅は4円以下と考えて,悪くとも93円台でとどまる(=月足始値97.53円-4.00円)と大胆な予想をしています。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【09/03/23の週】

EU諸国の財政出動合意は当然のことながら不発で規制強化発言だけが目立つとは,欧米の財政政策がますます対照的だと思われた1週間でした。AIGのボーナス取り返し法案は迅速に可決されましたが,こういうことをやると本当は公的資金をぎりぎりまで投入しない企業が増えて手遅れになりそうですから,ほどほどのほうが良いですね。一方,株式市場にはプラスに働いたFOMC前後を境にして,為替市場では大幅にドル安にふれました。



ドル円は,予想が99.50円-96.10円で,実際は98.96円-93.54円(終値95.89円)でした。ドル安のため懸念していた96円割れは一気に通り越し93円台に突入です。終値で96円近くまで上昇しましたが,これは96円以上でロングした連中の最後のあがきでしょう。早いうちに96円台に乗らないと,以前にも述べた94円台前半のサポート(今回も-50PIP以内の割れ)さえ怪しくなってきます。下値はしっかり94円台前半を守れるかどうか不明ですので,93円台前半までのゆらぎを想定しています。また,上値は3月19日の高値のメドを上限と考えています。よって,今週の上値は96.60円程度と予測し,下値は93.10円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.2990ドル-1.2610ドルで,実際は1.3737ドル-1.2868ドル(終値1.3625ドル)でしたので,ユーロドルの上限のシナリオが完全に崩れた週でした。現在の1.36ドル台は今年1月5日の1.40ドル直下からの下落以降に5日連続でもみ合ったレベルにあります。完全に上抜けするには1月8日の戻り高値1.3799ドルを明確に越えないといけないでしょう。さらに下のもみ合い場所は1.33ドル前半ですので1.32ドル台後半がゆらいだレベルでの下限でしょう。一方,しばらく見ないうちに原油価格が52ドル台になってきたことも見逃せませんので,上限を少し上へシフトした形で予想したいと思います。よって,今週の上値は1.3850ドル程度と予測し,下値は1.3280ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.2040フラン-1.1680フランで,実際は1.1910フラン-1.1158フラン(終値1.1229フラン)でした。こちらもドルスイスの下限のシナリオが完全に崩れた週でした。今年1月12日から17日に1.1170フランあたりを中心にもみ合いましたので現在はそこで下げ止まっているということです。このまま収まる保証はありませんので,1月9日からの上昇の基点となる1.09フラン半ばを下限と考えておきましょう。一方,上限は戻り高値の予想ですのでもう少し簡単です。1月19日の高値1.14フラン半ばを越えるエネルギーはまだないと考えています。よって,今週の上値は1.1450フラン程度と予測し,下値は1.0950フラン程度と予測します。

今週はなぜか英国関連の指標が多いようです。(ネーションワイド住宅価格・消費者物価指数・小売売上高・経常収支・GDP確報値など)なので,ポンドがらみおよびポンドによって強弱が相対的に変わるクロス円がらみは要注意かもしれません。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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