EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【09/03/16の週】

G20財務相・中央銀行総裁会議,与謝野さんは米国と共同歩調を取って実務では中川さんより仕事をしたようですが,実質的な効果には疑問な今日この頃,皆さんいかがお過ごしですか? 先週は,米国貿易赤字が減少しましたが,米国内消費が減ったからとは皮肉なものです。また,中川さんがいないSNBはフラン売り介入で市場に実弾投入してデフレ対策をしてきました。為替的には,ドル円は96円下の徳俵で持ちこたえて反転し98円台で週末を迎えました。



ドル円は,予想が99.80円-96.20円で,実際は99.17円-95.65円(終値98.03円)でした。懸念していた96円割れは-50PIPS以下でしたのでまた98円台まで上昇しました。こういうのを繰り返して,底値は固まっていくのでしょう。例年の3月末ですともっと円高になってもいいのかもしれませんが,今年はこのままぐだぐだで新年度を迎えそうな気がします。

これだけ輸出企業の企業業績が悪いと期末の益出しなど焼け石に水ですから。為替予約があるとしてもいまさら年度内は必要がないと考えます。そのため,今週も若干値幅を狭めてのレンジ相場だと思います。よって,今週の上値は99.50円程度と予測し,下値は96.10円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.2780ドル-1.2360ドルで,実際は1.2957ドル-1.2555ドル(終値1.2913ドル)でしたので,上値は予想外にユーロが伸び下値も切り上げました。週足観測では先週が二番底だったのかとも思わせますが,2月22日の週の動きでもわかるように,大台の1.30ドルが上昇時のふたのような働きをしています。ここにノータッチ・オプションを持っている人がいるのでしょう。一方,下値を促進するイベントがあるかどうかは不明です。

個人的に注目しているのは,今週は経済指標ではなくて,14日に政府高官から記者団に明らかになった1週間以内に発表される「金融機関の不良資産買い取りに向けた官民共同ファンド設立の詳細」に注目して見たいと思います。市場の開いている今度の金曜日ぐらいに発表するのでしょうか。というわけで,こちらも投げやりなレンジ相場の予測ですが,今週の上値は1.2990ドル程度と予測し,下値は1.2610ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.1890フラン-1.1450フランで,実際は1.1966フラン-1.1431フラン(終値1.1871フラン)でした。下値の予測はまずまずでしたが,上値は予想できなかったSNBのフラン売り介入により1.20フランを伺うところまで行きました。今回の介入で1.16フラン半ば以下でショートをポジションを取った人たちはいったん撤退を余儀なくされたのではないかと思います。それでそういう人は同じくらいのレンジで再度ショートポジションを取るのにはかなりのエネルギーがいるわけです。また,1.17フラン以上ではそういう人の投げを見て買ってきた人が大勢いることでしょう。こちらも彼らを投げさせるには再び1.15フラン台へ突入することが必要でさらに時間がかかります。

ですから1.17フランの上下50PIPSあたりは広いレベルのサポートレベルとなるでしょう。一方,上値はあっさり1.20フラン越えと行きたいところですが,市場のコンセンサスで上がったわけではないので必ずしも簡単に越えるかどうかはわかりません。おそらく1.20フランを越えても+50PIPS以内で止まるではないかと考えます。よって,今週の上値は1.2040フラン程度と予測し,下値は引き続き1.1680フラン程度と予測します。

お詫び:先週の展望での私のSNBの政策金利0.5%の据え置き予想は間違っていました。こっそり訂正するのは姑息なのでそのままにしておき,ここでお知らせします。

相変わらずぐだぐだなG20

G-20 Pledges Sustained Effort to Revive World Economy (Update1)

今回もEU諸国と米国の対立は鮮明ですね。米国はガイトナー財務長官が,金融危機のために「もっとお金を使え」と言うのに,EU諸国の財務当局は「金融政策は十分に緩和されてるから余地はない」と言っているようです。

日本語に訳しても実際に話がかみ合っていないことがわかります。米国はすでに中央銀行がゼロ金利相当なので,政府の財政出動の出番だと認識しているわけです。それで,米国はGDPの2%ぐらいは財政出動してくださいとロビー活動をするのですが,日本がハイハイそうしますと同調するだけで,EU諸国は各国それぞれの事情があるのでハイそうしますとは言いません。それどころか,

英独首相:G20に租税回避地への規制強化求める

というように出席しない首相側から,政府が出来ることは規制じゃないかと言ってみたりしています。結局のところG20の結論は,

"to restore bank lending by providing financial companies with liquidity, fresh capital and assistance with toxic assets."
「金融機関に市場の流動性と新たな資金による不良債権処理対策を施して,銀行の貸し出し機能を回復させる」という一般論で終わります。

やっぱりEU諸国には財源に問題があるので,やりたいことは山ほどあるが出来ないと言うことでしょうね。そして,新興国も同様に財源に問題があるので,会議の総意としては「IMFにもっと金融資産を集めてそこから貸し出しさせろ」という論調になります。

やはり,今週上がったユーロドルの上昇には限界があるのは当然だと私は思いますね。

※それにしても,スカパーから連絡が来て,ブルームバーグ日本版だけでなく英語版も4月末日で終わりのようです。ちょっとショックですね。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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