EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

12年前のスピーチは結局正しかった

NYダウがついに7000ドルを割り,S&P500も700ドルを割ってまだ底が見えない状況になってきました。為替は円がまた安くなって一方方向には行かないのに株式市場はひどいことになっています。

このS&P500の700ドルあたりというのは,ほぼ12年前の1996年12月5日にグリーンスパン前FRB議長が「根拠なき熱狂」と株式市場を評したスピーチをした日のS&P500の終値744.38ドルにごく近いものです。

彼はその日のスピーチで,「根拠なき熱狂が資産価値を高めたあと,我々はどうやって予想外のそして持続的な経済の収縮につながることを知りうるのか。」「そしてどうやって金融政策の中にそういう判断を取り込んでいけるのだろうか。」と質問しました。彼がこの質問を投げかけたとき,このどちらも大変難しい問題だという意味で述べたはずです。

12年前はこの700ドルでも企業収益から見て十分高かったのですが,今は株価としては割安です。つまり,同じ700ドルの株価でも,「根拠なき熱狂」と彼のFRB議長時代の住宅バブル政策によって異様に高まった資産価値がはじけた後の現在は,企業収益に対して株価は大幅なアンダーシュートを生じているのです。彼がいみじくも言ったとおり,バブルははじけてからはっきりとわかるのであり,あらかじめ金融政策に織り込んでいくことは大変難しいのでしょう。

12年というのは十二支にもつながり,干支が一回りした後で株価が振り出しに戻ってしまった,そして12年前に語っていた「根拠なき熱狂」の真実は,彼のFRB議長としての経歴の間も含めて12年かかって残念ながら証明されてしまったというのは,何とも不思議な気がします。

VIZU.COMというところが,「今回の金融危機の一番の責任者は誰か」というWEB投票の結果を以下のように公表しています。グリーンスパン前FRB議長,ぶっちぎりで首位を走っています。(ブラウン首相も財務相だったころの責任を問われているんですね。)



スピーチの内容は正しかったのに,正しい金融政策を取ることとそれは等価ではないようです。

参考記事:Greenspan’s ‘Irrational Exuberance’ Has Caught Up: Chart of Day

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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