今週ブレイクした円安について
あれよあれよと言う間に96円,97円あたりまでドル円は上昇していますが,今週はクロス円全般で円が安いようです。(図1は日足です。)

巷では「中川辞任で円高を未然に防いだ・為替介入するより安上がりであった」などという笑えない話もあるくらいですが,円安の真の理由など誰にもわかりません。しかし,今の円安についていくべきかどうかは誰にも気になるところでしょう。
こういう予期しない上昇に乗るときには,皆がどのあたりで買い始めたかというのを気にしていないといけません。相場の大勢が投げたときに買いあがることなどはできませんから…(図2は時間足です。)

■ 2月19日の高値94.45円を明確に上抜けし95円台に達した時点で最初のロンガーが買いに走ります。月曜日はまだ94円台にとどまっていましたから,正確には24日火曜日GMT 03:00ごろです。このロンガーは闇雲に買ったのではなく,月曜日に対抗するショート筋ががんばっても94.13円を底として,それ以上相場が下がらなかったことを根拠に買っています。この94円台前半は2度のトライでサポートされたので,比較的ロンガーが頼れるサポートと言えます。
■ 24日GMT 14:00に96円越えを狙ったロンガーが仕掛けの第2陣のロンガーです。最初のロンガーとかぶる可能性もありますが,この仕掛けのロンガーはストップがついて踏みあがった相場で利益を得ていくタイプですので,オプション・バリヤーがあり防戦売りが発生する場合は,まとまった玉をぶつけてくるのです。
■ その後,96円を越えると一気に吹き上がります。ショーターの投げと第3陣として買い始めた連中が,ここからの主役です。気をつけるべきことは,第2陣の短期のロンガーは変わり身が早いですから,現時点では96円は堅いサポートレベルにはなりません。
■ さらに25日GMT 05:00に97.32円をつけましたが,マーケットも半信半疑で「いくらなんでも今の時点で98円はないよね」という気分で現在は96円後半です。しかし,ファンダメンタルで説明のつかない上げでしたので何がおきても不思議ではありません。
【そして取るべきスタンスは…】
もし,昨日ポジションを取れなかったとしてもあせってはいけません。当面の底の94円台にいかに近いところで押し目を拾うか,次なる98円越えのブレイクアウトを狙うかのどちらかです。96円台ではしばらく様子見で,96円下抜けのトライが複数回失敗してからでも遅くはありません。

巷では「中川辞任で円高を未然に防いだ・為替介入するより安上がりであった」などという笑えない話もあるくらいですが,円安の真の理由など誰にもわかりません。しかし,今の円安についていくべきかどうかは誰にも気になるところでしょう。
こういう予期しない上昇に乗るときには,皆がどのあたりで買い始めたかというのを気にしていないといけません。相場の大勢が投げたときに買いあがることなどはできませんから…(図2は時間足です。)

■ 2月19日の高値94.45円を明確に上抜けし95円台に達した時点で最初のロンガーが買いに走ります。月曜日はまだ94円台にとどまっていましたから,正確には24日火曜日GMT 03:00ごろです。このロンガーは闇雲に買ったのではなく,月曜日に対抗するショート筋ががんばっても94.13円を底として,それ以上相場が下がらなかったことを根拠に買っています。この94円台前半は2度のトライでサポートされたので,比較的ロンガーが頼れるサポートと言えます。
■ 24日GMT 14:00に96円越えを狙ったロンガーが仕掛けの第2陣のロンガーです。最初のロンガーとかぶる可能性もありますが,この仕掛けのロンガーはストップがついて踏みあがった相場で利益を得ていくタイプですので,オプション・バリヤーがあり防戦売りが発生する場合は,まとまった玉をぶつけてくるのです。
■ その後,96円を越えると一気に吹き上がります。ショーターの投げと第3陣として買い始めた連中が,ここからの主役です。気をつけるべきことは,第2陣の短期のロンガーは変わり身が早いですから,現時点では96円は堅いサポートレベルにはなりません。
■ さらに25日GMT 05:00に97.32円をつけましたが,マーケットも半信半疑で「いくらなんでも今の時点で98円はないよね」という気分で現在は96円後半です。しかし,ファンダメンタルで説明のつかない上げでしたので何がおきても不思議ではありません。
【そして取るべきスタンスは…】
もし,昨日ポジションを取れなかったとしてもあせってはいけません。当面の底の94円台にいかに近いところで押し目を拾うか,次なる98円越えのブレイクアウトを狙うかのどちらかです。96円台ではしばらく様子見で,96円下抜けのトライが複数回失敗してからでも遅くはありません。