EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【早出し年末年始休暇モード】

12月22日の週(早出しなので先週と書けない)は,さすがにクリスマスの週とあって取引は閑散,ドル円もユーロドルもドルスイスも予想より少ない値動きでした。GMACの銀行持ち株会社化には腹が立ちましたが,それ以外の市場全般には特にコメントはありません。今週の展望は単に記録のためであり,トレードのためではありません。



ドル円は,予想が90.50円-87.50円で,実際は90.97円-89.50円(終値90.67円)でした。91円は上値抵抗ラインになったのですね。一方下値は,89.50円は月曜日の安値で一度も下を試していない。1月4日までにはどちらもあまりにも近過ぎますからブレイクするでしょうね。よって,来週の上値は92.50円程度と予測し,下値は88.00円程度と予測します。



ユーロドルも,予測が1.4250ドル-1.3620ドルでしたが,実際には1.4124ドル-1,3901ドル(終値は1.4057ドル)と小動きです。2007年の年末はポンドが急激に値を下げた記憶がありますが,今年は10月から11月に散々損失を出して市場に戻るまでにいたっていないか,早々と手仕舞いしたかのどちらかなのでしょう。材料だけでなく市場参加者も少なく感じます。12月19日の安値1.3824ドルと高値1.4309ドルは当面のレンジの上限・下限と見ていますので,来週の上値は1.43ドル程度と予測し,下値は1.38ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予測が1.1220フラン-1.0820フランでしたが,実際には1.1040フラン-1.0662フラン(終値は1.0675フラン)でした。ユーロドルとは異なり,ドル安の流れが押し戻されることなく週末を迎えたと言えます。分かりやすい下値のほうは1.0390フランが一目均衡の雲の下限ですので一応のメドとし,12月19日の高値1.1133フランからずっと続落しているので,上値のほうはがんばっても1.1100フランを越えられないと思います。よって,来週の上値は1.1080フラン程度で,下値は1.0410フラン程度と予測します。

毎週,ずっと3通貨ペアの展望を書いていますが,一週間以内の期間に限定すれば,全くファンダメンタルを考えないでテクニカル分析だけでも十分と言えます。事実,多くの場合の予測には一目均衡の雲やサポートライン・レジスタンスラインが十分機能しています。

それでは面白くないのでファンダメンタルに興味を持つのは人の常ですが,注意しないとファンダメンタルを考慮しすぎて,相場観に自己バイアスを持ってしまう危険があります。また,ファンダメンタルを考慮して中長期のドル安やユーロ高を予測する人がいますが,はっきり言って最初から最後まで言い続ければ1/2の確率で当たったように見えるだけのことで,そういう人を信じてはいけません。(その上,本人が予測できると思っていたらさらに危ないです。)

■ 相場観の研鑽: ファンダメンタル解説&雑感
■ 個人的趣味: 中銀オタク観察
■ 実際のトレード: テクニカル分析で短期売買・ブレイクで逆にいったら損切り

このポリシーは来年も守りたいと思います。

※1月4日には復帰します。それでは,年末年始の良い休暇をお過ごしください。

GMACの持ち株会社化はやり過ぎです



GMAC Becomes a Bank as Fed Bolsters Plan to Save GM (Update1)


民主党新政権が自動車労組に甘いのは事実だし,バーナンキはそれに迎合してこんなモラルハザードを許してしまうとは…

政府からの救済の場合は,2009年3月末を期限に債務や人件費の削減を求め,11年末までの3年で融資返済を求めるという縛りがありました。

一方,FRBから直接資金供給できなかった会社が,関連会社GMACを銀行持ち株会社にしてもらうことによって,抜本的な改革実行への担保がなくともほぼゼロ金利でジャンジャン資金を受けられることになります。

めぐりめぐってGMを救うのは,日本を含む世界中の米国債購入者で,彼らがゆるゆるの資金供給に反発して米国債を見放したりしないでしょうか?GMのためにFRBが低金利政策を取るなどというのは悪夢のような話です。

バーナンキ・サンタはとんでもないことをしてくれました。僕はフォードだけが生き残ってくれるくらいの再編があったほうが米国自動車産業界のためだと思うのですが…

2008年11月YTDヘッジファンド成績

11月までのヘッジファンドの成績の推移を確認する時期になりました。



図1が毎月レポートしている月ごとの収益の推移です。ほとんどのファンドが-5%台まで損失を回復しているのですが,これは10月にほとんど損切りしているからに過ぎず,11月の成績が特に良いわけではないようです。さらにセクター間で優劣が無いのは,既にファンドがポジションを縮小したためか被害の大きいファンドは閉鎖されてレポートされて来ないためと考えられます。



もっと興味深いのは,毎月レポートしているものも含めた全セクターの正真正銘の11月までのYTDパフォーマンスの図2です。驚くことにプラスの収益を上げているファンドのカテゴリが7カテゴリあり,以下の通りです。

ショートバイアスファンド:33.97% (今年はひたすら売りまくったファンドが大勝ちでした。)
モーゲージ組成ファンド:21.19% (買い手ではなく売り手だったので収益が上がりました。)
CTA商品先物ファンド:10.80% (商品先物は年の前半に,通貨は後半に儲けました。)
その他の裁定ファンド:7.37% (裁定取引する人は冒険しないからか堅実です。)
短期トレードファンド:6.13% (短期トレードもリスクを限定しますね。)
資産賃貸ファンド:5.81% (証券化しない不動産ファンドは堅実だったのですね。)
統計的裁定ファンド:3.58% (異常な年にはアノマリーや統計的なものは効果が減少。)

ワースト10のカテゴリも上げておきましょう。

ロングオンリー戦略ファンド:-42.40% (買い戦略しかないファンドは塩漬けでしょうね。)
エマージング市場ファンド:-38.77% (新興国市場の投資も壊滅状態です。)
エネルギーセクターファンド:-35.73% (商品ではなくエネルギー企業を買った人は×。)
バリュー投資ファンド:-35.13% (PBRが通用しない一年でした。)
カントリー特定投資ファンド:-35.03% (どの国も悪いので選別すれば全くヘッジされず。)
スモール・メディアム企業限定ファンド:-29.86% (大企業よりましだったとしても…)
転換社債裁定ファンド:-25.99% (転換社債で行う裁定取引ファンドですか。)
ディストレスドファンド:-25.35% (いわゆるハゲタカファンドも企業価値を上げられず。)
スペシャル・シチュエーションファンド:-22.94% (どういうファンドか分かりません。)
ロング&ショート戦略ファンド:-20.86% (売買の組み合わせではヘッジできませんでした。)

※いやあ,勝者と敗者のコントラストがこれほどはっきりした年はありませんね。EURO SELLERも為替がCTA・短期トレードで良好でも,株のほうはロングオンリー戦略で塩漬け状態です。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【早くも年末モード】

先週は最後まで様子見だったBOJの利下げとCP買い取り声明の市場への影響は限定的で,ビッグ3支援への政治的動きにドルは対欧州通貨に対して下落後に反転しました。今週もクリスマス休暇で市場は閑散とするでしょうから,積極的にトレードすべきではありませんが…



ドル円は,今週も4週連続で上値を切り下げていますから上値は重い展開です。12月18日の高値90.01円から90円半ばでは戻り売りがきついと思われます。一方,12月17日には87.12円にまで最安値を更新しました。当面は再度88円割れを迎えるかどうかで方針を決めるべきでしょう。かといって今週最安値を更新するほど材料がないとも思われます。よって,今週の上値は90.50円程度と予測し,下値は87.50円程度と予測します。



ユーロドルは,12月18日に1.4719ドルを付けながら,週足終値では1.3922ドルと行って来い相場に翻弄されました。9月23日の高値1.4825ドルは死守されたので,その時点からの売り手のポジションはまだ残っているでしょう。12月19日08:00GMTの高値1.4259ドルを越えないと再度の上昇は期待できません。一方,下値方向の抵抗は1.36ドル越えを見て買い上がってきた買い手の動向に左右されます。つまり,これは日足一目均衡の雲の上限までは普通に下がるだろうと考えることとほぼ同義です。よって,今週の上値は1.4250ドル程度と予測し,下値は1.3620ドル程度と予測します。



ドルスイスは,ユーロドルの裏返しで大幅に1.04フラン台まで下落しましたが,週足終値では1.1032フランまで戻しました。上値に関しては,12月16日から17日にもみ合った1.1175フランから1.12フランのレジスタンスラインを越えるかどうかが焦点です。一方,下値は1.0820フランから1.08フラン直下が節目のサポートラインでしょう。特別な経済指標がないので,この通貨ペアは純粋にテクニカル分析をすればよいでしょう。よって,今週の上値は1.1220フラン程度で,下値は1.0820フラン程度と予測します。

とりあえず展望を書いてみましたが,予測に従ってトレードするかどうかは別です。ゆっくり休むときは休むことが来年のためにも良いでしょう。

BOJも政府も情報統制をしっかりすべし

日銀、量的緩和を実施へ

どうせ政府側の委員から漏れたんだろうけど,発表前にメディアに載るのは良くないですよね。政府側の担当者はブラックアウトの意識が薄いでしょうか。

効果が半減。もし漏れたなら,前倒しで緊急会見しても良いと思うんだけど…

追記08/12/19:
結局,0.1%まで利下げしたけれども,前回の0.2%利下げは「2連続で同じ割合だけ利下げしてもまだゼロ金利にならない」担保だったのかな。前回の会合で,0.0%から0.25%までのレンジ目標にしておけば,今回バタバタする必要もなかったんじゃないかなと後付けでも言って見たいわけですが…

ユーロ&フラン強し



ドルに対しての円高より,ユーロとフランの対ドルへの強さはここ一週間極端です。

まず分かりやすいドルスイスからです。図1の日足で見てみますと16日の段階で一目均衡の雲に突入したわけですが,10月30日の安値1.1200フランが限界下値だったわけです。予想通り16日20:00(GMT)ではこの辺りを下抜けしたため1.07フラン台まで一気に売られていきました。



次にユーロドルも,図2の日足では少ししか表示されていませんが,10月5日から19日にかけて少し幅広い1.34ドル台から1.37ドル台までのレンジ相場を構成していましたが,16日19:00あたりにはやはりここを上抜けしました。ちょうどFOMCのゼロ金利発表のころです。

また,この1.36ドル台は一目均衡の雲の上限でもあり,突き抜けたあとにユーロドルを買っていても良好な結果になったでしょう。

何らかの経済指標や中央銀行の発表がある時点で,チャートが節目に差し掛かっているときは特に注意を要します。無理にでも節目を越えさせようとする力が必ず働くからです。

そして,メジャーな通貨ペアからマイナーな通貨ペアに波及しました。(今回はユーロドルのほうがドルスイスよりやや先行しています。)このような大きな節目越えを迎えた場合は,通貨ペア間のディレイをもう少し応用できたらより安全なエントリができるでしょう。

1.そういう遅延する相関関係があるタイミングを見極めること
2.どちらの通貨ペアが先行するかを見極めること

こういうのは従来型のテクニカル分析ではありませんが,もっと統計的な手法として取り入れられるべきですね。

これもショックなニュースです

ある意味,今週のFOMCの発表以上のニュースですね。

「虎年の獅子座」東京株式市場マーケット・コメントのページがご退職で更新停止になるそうです。

私が日本株に興味を持ち始めた頃から,よく読ませていただきました。本業と関連あるブログの運営は,近年ではコンプライアンス面での要求が格段に厳しくなったのでなかなか大変なのですね。EURO SELLERも本業の話は積もるほどあるのですが,このブログでは全くと言ってよいほど書くことができません。

また,時期を見て再開して欲しいですが,それがかなわなくても,今後とも健康に気をつけて新たな道に踏み出していただきたいと思います。 「虎年の獅子座」様,今までありがとうございました。

FOMC statement, December 16, 2008

FOMC statement

1.事実上のゼロ金利政策ですね。それにしても本石町さんが言っていたスイス型のバンド誘導で来ました。今週の日銀の決定会合にも影響を与えますかね。いまや円の政策金利のほうが高い事態ですよ。明日の東京時間・ロンドン時間では円が猛烈に買われるかもしれません。
2.下線の来年から始まる新しい家計とスモール・ビジネス向けのTALFの拡大は目に付きますが,市場はもうオバマ政権に期待しており,FRBが何かできるとは思っていません。(ユーロドル本格反転です。)
3.なお,October 29, 2008 付けのFOMCはエントリを作っていませんでした。ステートメントはこちらです。
※コメントはあとからさらに追加するかもしれません。冬時間のFOMCは仮眠をとってもつらいですね。(笑)

Release Date: December 16, 2008

The Federal Open Market Committee decided today to establish a target range for the federal funds rate of 0 to 1/4 percent.

Since the Committee's last meeting, labor market conditions have deteriorated, and the available data indicate that consumer spending, business investment, and industrial production have declined. Financial markets remain quite strained and credit conditions tight. Overall, the outlook for economic activity has weakened further.

Meanwhile, inflationary pressures have diminished appreciably. In light of the declines in the prices of energy and other commodities and the weaker prospects for economic activity, the Committee expects inflation to moderate further in coming quarters.

The Federal Reserve will employ all available tools to promote the resumption of sustainable economic growth and to preserve price stability. In particular, the Committee anticipates that weak economic conditions are likely to warrant exceptionally low levels of the federal funds rate for some time.

The focus of the Committee's policy going forward will be to support the functioning of financial markets and stimulate the economy through open market operations and other measures that sustain the size of the Federal Reserve's balance sheet at a high level. As previously announced, over the next few quarters the Federal Reserve will purchase large quantities of agency debt and mortgage-backed securities to provide support to the mortgage and housing markets, and it stands ready to expand its purchases of agency debt and mortgage-backed securities as conditions warrant. The Committee is also evaluating the potential benefits of purchasing longer-term Treasury securities. Early next year, the Federal Reserve will also implement the Term Asset-Backed Securities Loan Facility to facilitate the extension of credit to households and small businesses. The Federal Reserve will continue to consider ways of using its balance sheet to further support credit markets and economic activity.

Voting for the FOMC monetary policy action were: Ben S. Bernanke, Chairman; Christine M. Cumming; Elizabeth A. Duke; Richard W. Fisher; Donald L. Kohn; Randall S. Kroszner; Sandra Pianalto; Charles I. Plosser; Gary H. Stern; and Kevin M. Warsh.

In a related action, the Board of Governors unanimously approved a 75-basis-point decrease in the discount rate to 1/2 percent. In taking this action, the Board approved the requests submitted by the Boards of Directors of the Federal Reserve Banks of New York, Cleveland, Richmond, Atlanta, Minneapolis, and San Francisco. The Board also established interest rates on required and excess reserve balances of 1/4 percent.

たしかなこと-投資編 v1.0



原曲は小田和正の2005年作品「たしかなこと」です。よく聞くと相場関連向けにとても替え歌にしやすい曲だと思います。これまでに貯めておいたNYSEのフロアー画像を虫干し中です。

たしかなこと-投資編 v1.0

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【遅れ・手抜き・不可解モード】

先週はビッグ3救済法案が米上院で否決され,本当につぶれるかもしれないという観測で,ドルが対欧州通貨に対して大きく下がりました。エントリが遅れただけでなく,手抜きに加えて今週も当たる気がしません…のであしからず。



ドル円は,先週安値で88.14円を付けただけでなく,3週連続下値・上値共に切り下げですからまだ底は予想がつきません。先週の展望で書いた90.91円はあっという間に更新しましたから当面は相場は下押しの展開ですので,もう一度88円台の突入は必至でしょう。一方,上値は93円台で強く戻り売りされそうです。よって,今週の上値は93.20円程度と予測し,下値は88.80円程度と予測します。さらに,下値はイベントが起きれば88円割れも視野に入れます。今週はFOMCと日銀金融政策決定会合がありますので,いくぶん様子見かもしれませんが,ビッグ3救済の行方で大きく変わりそうです。



ユーロドルは,先週の上昇で完全にペナント型の収束モードから離脱し,なべ底風の下げ止まりを見せて1.34ドル台の推移です。(このエントリを書いている時点で1.35ドル台までさらに上昇)

先週の上がり方が相当な値幅だったので,短期的には1.37ドルあたりまでは勢いで行きそうです。尻馬に乗る勢力は遅れて参入し,200-300PIPSは利益を取っていくものです。一方,下値は11月25日の終値1.3029ドル以上つけた時点で多数のストップロスを誘発していますから,1.31ドル程度だと考えます。よって,今週の上値は1.3720ドル程度と予測し,下値は1.3120ドル程度と予測します。



ドルスイスも,ユーロドルの反騰に呼応して急落でした。週足の終値で1.1703フランとかろうじて1.17フラン台を確保したものの,一気に貯金をはたいた感じです。上値は,戻り売りが厳しいので,1.18フラン台後半から失速し,1.19フランは強力な壁となるでしょう。一方,下値は1.15フラン台で下落の勢いが収まれば,徐々に買い手が増えるでしょう。この1.15フラン台は10月22日から11月5日にかけての上昇時の節を構成しており,第一のサポートを構成すると考えられるからです。よって,今週の上値は1.1890フラン程度で,下値は1.1520フラン程度と予測します。

現在は,どの通貨ペアも方向感を失い,(トレンド転換かもしれませんが明確に)トレンドが発生したとはいえない状態です。12月に入って3週目です。もう休みましょう。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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