EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドルが思ったより堅調な点についての感想

■ 今回のようなシステミックリスク時にはドルは基軸通貨であることがラッキー
とにかくドルが不足するのです。あっちの取引でもこっちの取引でもドルが入用ですから。なけなしの他通貨さえドルに変える必要が生じると,ドルが極端に安くなる理由がありません。

■ ユーロ・システムに対する疑問が逆に生まれてくる
1.欧州でAIGのような金融機関が出てきたらECBが融資するのでしょうか,それとも各国政府が融資するのでしょうか。各国政府が融資する場合には原資があまりありません。自国国債を発行してもそんなにも誰も買ってくれないですからたぶんECBが融資するのでしょう。
2.融資すべきかどうかの判断はだれがするのでしょうか。たとえスペインの銀行でも欧州議会がするのでしょうか。それともそれともスペインの政府や議会がするのでしょうか。等々疑問だらけです。
緊急融資に関する承認権限のプロトコルが決まっていないとしたら,これは行政と金融を分離したユーロ・システムの重大な欠陥でしょう。そうなっていないことを願いますが,あるいは,みんな薄々気づいてはいても怖くて言い出せないのかも知れません。

■ ECBの融資も足りない分はFEDから借りることになる
だとすると,やっぱり世界は米国を中心に回っているとしか思えないですね。

追記:
そんななか,9月のフィラデルフィア連銀景況指数のBusiness Outlook Surveyは改善(-12.7 → 3.8)してきました。なんか,実体経済は大丈夫だよと訴えているようで痛々しく感じてしまいます。

想像上のやりとり

A銀行:いやあ預金はあるのに困ったな。優良貸し出し先がないよ。
LB証券:うちは主にAlt−Aで運用してます。サブプライムとは違いまっせ。あとNYに商業用不動産がたんまりあります。お金貸してくんない?
A銀行:無担保債権だと不安だな。その分利息高いですけどいいですか。
LB証券:信じてくれといってもそのままじゃあ困りますね。MC銀行さんがうちのCDSの売り手になるのでドーゾ。
A銀行:CDS?そうですか。じゃあプレミアムはなるべく低く抑えてくださいよ。その分利息も下げられますからね。
MC銀行:うちはコーポレート専用銀行ですからね。ちゃんと企業評価は万全です。去年からあまりプレミアムは下げられませんが,それなりに勉強はしときます。
A銀行:いやあ,デリバティブっていいな。参照機関以外がリスクテイカーになってくれるのでリスク分散できて,審査も楽だし。一件落着…
LB証券:皆さん,ありがとうございます。これで当面の資金繰りが…ふふふっ。
A銀行:なんか言いましたか?
LB証券:いいえ,何でもないです。

【約半年が経った…】

(2008年9月15日朝)
A銀行:プギャあ,MC銀行さん,デフォルト処理お願いします。m(__)m
MC銀行:プギャあ,うちは60%肩代わりです。(T_T)/~~~
LB証券:こんなはずではなかったんですが…皆さん,すいません。でも無担保ですよね。さようなら。

※なお文中に登場する会社のイニシャルは仮名であり,実在のあるいは実在した金融機関とは関係ありませんのでご注意ください。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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