EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

譲れないポリシー

■ 人々の企業努力を株価によって評価するというのは理解できます。
■ 為替の変動を裁定取引によって利益に変えるというのも理解できます。
■ 為替や商品の実需のためのヘッジ取引も理解できます。

しかし,商品(コモディティ)の値上がりを見越した投機的ロングだけは私は絶対にやりません。

(貴金属の位置づけは微妙ですが…)生活必需品あるいはそれに直結する商品(コモディティ)の値段は安いに越したことはないでしょう。投機的ロングによって自分が利益を得て,引き換えに世界経済全体が景気後退するのを見過ごすことなど私にはできません。

原油の原価は,1バレル146ドルもしません。だれかがうちはWTIに関係なくもっと安く売るよと言い出せば状況は変わらないのかな。取引量の少ないNYMEXのWTIの価格に実需が連動すると誰が決めたのかな。でも,目の前に転がっている利益をみすみす逃す人はあまりいないとは思いますが…

金融業界にいる人にとっては,「何を甘いことを」と思われるかもしれませんが,本業でモノを作っている身としては原材料・資源の値上がりは死活問題です。別に値上げしたくて上げているわけではないのです。「人類全体を不幸にする取引を続けなくてもいいじゃないですか。優れた売買テクニックがあるのでしたら,是非商品以外でがんばってください」と,商品取引を実需ヘッジ以外で行っている全ての人に言いたいと思います。

なんか,独り言のようになってしまいましたが,私の偽らざる本音です。

FNM,FREに公的資金注入か



先月の6月初めまでは,何とか株価を持ちこたえていたフレディ・マック(FRE)とファニー・メイ(FNM)ですが,とうとう自力復活終結宣言というか公的資金投入が近づいたようです。

Fannie, Freddie Too Critical to Fail, Lawmakers Say (Update4)

要はつぶすのには大きすぎるので,公的資金を注入するしかないと言うお墨付きを与えようとしている発言です。底値で買った人は,「りそな」の夢を見るのでしょうか。

ちなみに,日本ではこういう公的資金の投入には非常に時間がかかりました。

1998/10/03(日) G7,日本に対し公的資金投入を要求。
1999/05/10(月) 経営再建中の第二地銀幸福銀行は近く600億円の公的資金を申請
1999/11/27(日) 東京三菱銀行が資本増強で受け入れた1000億円の公的資金を今年度返還
1999/12/07(火) 大蔵省/破たん金融機関の預金全額保護用公的資金枠を10兆円以上増額する
2001/12/28(金) 首相,銀行への公的資金再投入を示唆
2002/02/17(日) 竹中経財相,公的資金投入期限を3月と示唆
2002/02/26(火) 総合デフレ対策,公的資金再投入は明記せず
2002/09/27(金) 政府が銀行への危機予防的な公的資金再注入を検討
2003年大手金融機関に対して,公的資金が投入される。
2003/05/16(金) りそなグループ,自己資本比率4%割れの見通しに。公的資金再注入を申請へ。
2003/05/17(日) 政府が初の金融危機対応会議招集,過小資本に陥ったりそな銀行への公的資金投入決定
2003/05/17(日) りそなが「特別支援銀行」第1号に,公的資金再注入で実質国有化
2003/05/30(金) りそな会長にJR東日本副社長,公的資金投入額は2兆円弱に
2003/06/10(火) 政府がりそなグループに対する1兆9600億円の公的資金投入を正式決定,りそなHDの議決権の約72%取得,事実上の国有化
2003/06/10(火) 政府はりそなホールディングスに対して1兆9600億円の公的資金注入を決定
2003/08/01(金) 金融庁が公的資金投入15行に業務改善命令,収益目標未達成で
2003/11/28(金) 足利銀に公的資金再注入へ,一時国有化の可能性も

現状では,米国政府の対応が早いのが救いと言えるでしょう。しかし,為替市場はレンジ相場と言うかほとんど凪状態で変化のない一週間でした。ただ,ユーロドルが不気味に上がって来ましたから,もう一度1.60ドルまで試しに行くとすると今晩のNY市場が荒れそうです。

***

ところで,政府の決定の遅さとは裏腹に,日本には90年代から2000年代前半,市場に不良債権の自律的価格形成機能を付与すべく実務家として腐心してきた人がいます。白川方明・現日銀総裁その人です。FRBのスタッフは昨年夏以降,この日銀のスキルを学ぶべく何度か来日しているそうです。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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