EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

FRBとSECの情報シェアリング合意

本日,FRBとSEC(米証券取引委員会)が,次のリンクにあるようにお互いの情報シェアリングに関する合意事項にサインしました。

http://www.federalreserve.gov/newsevents/press/bcreg/bcreg20080707a1.pdf

同様の合意をSECはすでにCFTC(米商品先物取引委員会)と行っていますが,CFTCとの合意は,株式市場とコモディティ市場を一元的に監視できない制度上の欠陥を補完しながら,違法なコモディティ市場の取引がないか監視するためのものです。

一方,今回の合意は一言で言うと,「金融システムのシステミックリスクを回避するためには,超法規的処置としてインサイダー情報でも何でも利用するぞ」と言っているのです。なぜなら,FRBは金融システムの安定をはかる目的で合意しているからです。

>The MOU will improve the ability of the SEC to perform its role as primary supervisor of Consolidated Supervised Entities and Primary Dealers, and improve the ability of the Federal Reserve to perform its role in overseeing the stability of the financial system. The importance of this deepened cooperation is highlighted by the recent stress in the financial markets affecting commercial and investment banks, as well as many other market participants.

また 米国では,1999年のグラム・リーチ・ブライリー法および2002年のEUの金融コングロマリット指令準拠へのいずれかにより,金融持ち株会社はFRBが監督し,証券グループの持ち株会社はSECが監督することになっていますが,その両者がお互いの情報を融通するようにしたというのは,「グループ内で規制を受けない企業体に損失をかぶせている場合を何としてでも暴きたい」というFRBの決意を示すものと思われます。ボロボロと後付けで金融機関の損失が膨らんでいくのを見過ごすことのないように,今回の合意がなされたのだと理解しています。

こういう合意をさらっとやってしまう。それも国会とか関係なくできる。米国の機動的なところはそういうところにあるのでしょう。

参考文献:
「欧州における金融コングロマリット規制」
(野村資本市場研究所のレポート)
FRBとSEC、米金融機関を共同監督へ 経営情報共有し危機対応強化
(6月25日付けの今回の合意の予測に関するニュース)

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