EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

FEDの景気対策は外需主導?

2月5日のISM非製造業景況指数の50割れは,FEDにとっても相当ショックでしょう。これまで個人消費を中心とする内需主導でリセッションにならずに済んできた米国の景気の先行きに急激に不安が広がりました。

製造業は製品の輸出によって持ち直すことができますが,サービス業の多くは内需によってしか回復しません。このサービス業には金融機関も含まれていますが,本丸が火の車でありリストラが行われている状況では海外での営業拡大は難しく,またドル安で海外投資家がドル資産に投資する動きも活発化しませんので,結局は内需頼みです。

加えて,現在のドル安は,
■ 外需拡大の観点では
海外への製品輸出自体にとっては良いことです。しかし,外国の現地法人の現地通貨建ての営業費用・人件費などを結果的に削減させることになり,日用品のように勝手に売れていく製品以外では売り上げには影響が出る可能性があります。
■ 内需拡大の観点では
輸入物価が上がるので,個人消費の低下に拍車をかける可能性があります。

果たして,FEDおよび財務省を始めとする米政府は,ちょっと前の日本のように外需主導で立て直すのでしょうか。それとも,これまで通り内需主導で景気を立て直すつもりなのでしょうか。

前者ならドル安容認ですが,後者なら急激かつ極端なドル安を容認はしないでしょう。ドル安がインフレにより個人消費を冷え込ませ,さらに米国に還流してくる証券投資を減少させます。双子の財政赤字と貿易赤字がなんとか持ちこたえてこられたのもこの還流する証券投資のおかげでした。

■ 自力回復を放棄したドル安容認路線だとすると
これは,米当局は自力での景気回復が相当難しく,ギブアップしたことを示すものです。BRICsに「経済がんばってください。いい製品作りますから。」と言っているに等しいです。
■ 「強いドルは国益にかなう」の従来路線だとすると
これは,米当局は景気の回復にまだ自信を失っておらず,金融政策および減税政策によって2008年後半には巻き返そうという気持ちの現れです。


週末のG7に関するニュースの断片では,なんだか弱気くさいですね。アニマル・スピリットは残っていないのか。欧州通貨の下落要因とは別のところにも別のシナリオがあるのかもしれません。

うーーん,市場と同じようにドル高かドル安か悩む時節ですねえ。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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