EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドル安というよりも円高



好きでもなければ毎日経済ニュースを読みたくない,あるいは英語のニュースを毎日読むのは苦痛だという人もいるかもしれません。私もここ2,3日動画職人をやっていましたので,Bloombergを見るのをサボっていました。

こういうときは,リハビリのため通貨市場全体を俯瞰するためには,ドルインデックスを時々参照するのがよいでしょう。また,特定の通貨ペアのみを取引している場合でも,どちらの通貨が安いのかあるいは高いのかを知っておくのに役立ちます。

図1を見てみると,現在のドルの状況は11月のインデックスの最安値74.38から2番底,3番底をつけ,やや回復基調にあることがわかります。これは,ドル円だけで見ると,ずいぶん円高の進んだ1ドル106円-107円台にありますが,ドルは対欧州通貨とくにポンドに対しては,むしろドル高になっているからです。

つまり,今の状況はドル安というよりも円高(ついでフラン高)にあるということです。

金融セクターの4Q決算発表が今週始まりましたが,予想外に損失が拡大したとは言え,そのこと自体が年初からある程度折込済みです。そして,4Q決算発表が最初のところほど,3Qも同様の順番で始まりましたから,発表当時損失を先送りしていた可能性が高いことも了解されています。その後,追随する金融機関は事態の深刻さに気づき,損失先送りの度合いを薄めたからです。バンカメの決算発表などはそういう意味で,今週よりインパクトが少ないでしょう。

円高は全通貨共通に見られる現象ですから,問題は欧州通貨の下落をどう見るかという点につきます。いくつか観察される市況については,

1.米景気の減速感は引き続き経済指標によらねばならない。一方,米当局は景気刺激策および利下げを発表する予定である。
2.4Qの決算発表が進むので,今後はドルの悪材料で出つくし感につながる。
3.英国の住宅プチバブル崩壊のゆくえが不明である。
4.英国および欧州各国の金融機関の4Q決算発表は,2月7日のドイチェ・バンクを筆頭として2月まで待たねばならない。
5.スペインの地価バブル,フランスのユーロ高による輸出不況,イタリアの構造不況などEU各国内に内在する問題が世界中の投資家に対しては表面化していない。

などがあります。こういう市況のセンチメントでは,マーケットはポンドやユーロの下落の口実を探しているといえるでしょう。言い換えればポンドやユーロの買い疲れが生じているのです。機敏なそして賢明なトレーダーはこういう機会にポンドやユーロを売って実際に下落が起きたあとには買い戻すのです。何を言いたいかというと,短期に勝負する人は目先の円高の進行に賭けるでしょうが,中長期トレードを目指す人はおそらくドルと欧州通貨の関係に既に目を向けているということです。

ブームに乗ることは大切ですが,最後に乗る人ははしごを外されます。マーケットの転換点でなるべく早く飛び乗れる人が最後の仕切りも自由度を持ってやれる人です。

「自分がブームの先頭になっている自覚がある時は,自信をもってやりなさい。自分がブームに乗り遅れていると思った時は,休みを決め込むか参加しても早期に撤退しなさい。」私のとある師匠の言葉です。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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