EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

キモノ・トレーダーの幻想



海外の経済紙で,日本の主婦の外国為替証拠金取引がブームになっていると紹介されたとき,彼女たちを「キモノ・トレーダー」とか「ミセス渡辺」(渡辺前財務官の主婦版という意味?)とか呼んでいましたが,そういう記事では円キャリートレードの原動力は彼女たちだというような論調で書いてあったと思います。

例えば,The kimono tradersなどです。

一方,興味深い以下のレポートがBISから12月19日に出ています。
Triennial Central Bank Survey of Foreign Exchange and Derivatives Market Activity in 2007 Final results

この中に,世界各国の国別の相対為替取引の取引高が載っていますので,エクセルに落としてソートしてみました。(図)

2001年の取引高の多い順は,米国,ドイツ,日本の順なのですが,2007年では,英国,米国,フランスの順になっており,日本はフランスに次いで4位に落ちています。それにしても,2001年には6位でしかなかった英国の取引高が,2007年では桁違いに増えて2位の米国の2倍以上,4位日本の約10倍のダントツ1位です。

まあ,キモノ・トレーダーは物珍しさでは目を引くのですが,ロンドン市場でのシティの為替取引量には全くかないませんので,彼女たちが為替レートを大きく動かす円キャリートレードの主役とは思えません。ポンド円が夕方大きく動くのも,ロンドン市場が始まって東京市場の逆のポジションを取ってくるからですしね。

真実は,少し努力すれば手に入りますが,楽して誰でも手に入れられるところには転がっているとは限りません。

嫁ぎ先を探している金融機関?!



Morgan Stanley Posts Loss, Sells Stake to China (Update3)

UBSが手法を確立して以来,今回のモルガン・スタンレーの場合もそうですが,損失発表とファンドの追加出資の発表というニュースがペアで行われるようになりそうです。株価の下落を防ぐために少しでも明るいニュースと同時発表にしたいのです。

こうなると,損失を発表する前に良い出資先を見つけてこなければなりませんが,優良なそして巨額な出資をできるファンドはSWFなどの限られたファンドしかありませんので,はっきりいって早く気に入られるかどうか早い者勝ちの世界です。

それだけ損失の大きい金融機関は,来月以降の決算発表を前にあせっているだろうと思います。なんか,大台を目の前に退職する女性が,寿退社にするためにあわてて彼氏を見つけるような感じです。(たとえはあまり良くありませんが,セクハラのつもりではありませんのでお許しください。)

でも無難なところで,午前0時になる前に王子様の愛を射止めないといけないシンデレラにしておきましょう。

果たして,メリルリンチやバンク・オブ・アメリカとかには嫁の貰い手はあるのだろうか…

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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