EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

LIBOR-Overnight Index Swap の観察

今のところ,5カ国中央銀行資金供給協調もうまくいくか不安なマーケットの反応ですが,ブルームバーグに,ちゃんとオークションが機能するかどうかはこういう数値で確認してみては?と言う記事がありました。

Interest-Rate Contracts May Be Best Gauge of Fed Plan (Update2)

その名も Overnight Index Swapというものが記事に出てきます。私にとっては聞き慣れない言葉でしたので,日銀がレポートで詳しく説明してくれているここのPDFを読んでまずはお勉強です。

このレポートによると,OISとは一定期間の翌日物レート(複利運用)と,数週間から2年間程度までの固定金利を交換する金利スワップのことで,欧米市場では,翌日物レートを取引対象とするデリバティブが,OTCあるいは取引所において活発に取引されており,これらのデリバティブ取引は,操作目標そのもの、あるいは操作目標と密接に関連する翌日物レート(欧州:EONIA9,米国:FFレート10)の予想を直接の取引対象としているため,金融政策スタンスに対する市場の見方を観察するのに適していると書いてあります。

なんのことはない,さらによく読むといつも見ているCBOTの30日FF金利先物のことではないですか。難しい言葉使わないでよ。また,同様の欧州の翌日物のレートがEONIAスワップと呼ばれているようです。(用語はともかく,日銀のレポートは図解で丁寧に説明してくれています。)

ブルームバーグの前述の記事では,LIBOR-OISのスプレッドを見ればうまくオークションが機能しているかどうかわかるよと言っているのです。それはLIBORが高止まりしていればこのスプレッドが広がるからです。(私も前の日記で,直接LIBORの差と政策金利差の違いで間接的にこのことに言及しました。)

記事の中に言及されている数字で見てみると,

2006年〜2007年8月1日の平均: 6BP
2007年8月1日〜1週間前の平均: 50BP
2007年12月10日現在: 107BP
2007年12月17日現在: 80BP
2007年のピーク: 110BP (12月4日)


となって桁が違うスプレッドです。LIBOR-OISのスプレッドがせめて10-20BP台にでも下がらないと,銀行間の短期資金供給が正常になったとはとてもいえないのですね。注目していきましょう。

Ambac,MBIAの格付けはAAAを維持

ポジティブガンマさんがここで書いてくださっていますが,モノライン各社が格付け会社に呼ばれて,保証している債券のキャピタルチャージ額が適正かどうか査定を受けているようですが,いよいよその結果が出たようです。

Ambac, MBIA Shares Rise on Moody's Affirmation of AAA Ratings

キャピタルチャージのための資本増強などもなされたため,結果的にどちらも格付けがAAAに据え置かれました。インフレ圧力が強まる中で高値の株は売られていますが,Ambac,MBIAは一時的に格下げのニュースが流れて大幅に株価が下落した分の調整も含めて,その格付け決定を好感し今回の急反発にいたりました。

これからは不透明なものはすべて売られるというくらい市場の好き嫌いははっきりしてくるでしょうね。米国金融機関の損失処理と欧州金融機関の損失処理のスピード感が為替にも影響してくるのでしょう。

株でも為替でも,そのスピードの変化に気づいて売られ過ぎをマーケットの歪として見つけ出し,バフェット流にバイ・アンド・ホールドできれば良いのですが…

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