EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

24時間のポンド円・ドルスイス



久しぶりにFOMCをはさんだポンド円とドルスイスの値動きをグラフ化してみました。

まずポンド円のほうですが,

1.日本時間11日のPM4:00から12日のAM0:00までは均衡して小動きです。
2.日本時間12日のAM1:00にかけていったんポンドドルが売られます。これはFOMCを控えてポンドドルのボラティリィティの大きさを警戒して,買い持ちポジションを解消したものと思われます。
3.その後FOMC待ちになり利下げの発表があると,ポンドドルのショートだけでなく,今度はドル円もショートされて高金利通貨からの退避が見られます。

つまり今回のFOMCでは,利下げによってドル安・ドル高に変化があったのではなく,まずNY株式市場が信用不安の問題の継続観測に過剰反応し,それにつられて為替市場が高金利通貨からの退避を実行したというわけです。




次にドルスイスですが,

1.日本時間11日のPM4:00からPM10:00にかけてまではユーロドルが売られます。これはFOMCに対応して上値の重いユーロドルの買い持ちポジションを解消して,ドルのロングにもショートにも対応できるようにしたのでしょう。
2.日本時間12日のAM1:00にかけては,前述動きとは異なるユーロ高を現在のトレンドと見ている勢力が押し目買いを行ってユーロドルが買い戻されます。
3.その後FOMC待ちになり利下げの発表があると,ユーロドルのショートだけでなく,今度はユーロスイスもショートされて高金利通貨からの退避が見られます。

ここでは,既にユーロは実際にはそうでなくてもドルより高金利の通貨として扱われていることに注目できますね。

ただ,このような高金利通貨からの退避はたいていの場合は,長い期間は継続しません。なんといってもレバレッジをかけた場合のマイナススワップは結構大きいのと信用不安に基づく心理的な退避ポジションは移ろいやすいものです。短期では欧州通貨高の傾向がまだ続き,中長期ではゆり戻しであるドルの買戻しがあるだろうと考えるのはそのためです。

FOMC statement on 12-11-2007

FOMCは本日以下のように,FFレートもディスカウントウィンドウも共に25BP下げて,4.25%と4.75%に変更しました。インフレに言及しており,どちらかと言うと連続利下げの観測がしにくいタカ派的なステートメントです。一方,金融市場の混乱や不確実さにも何度も言及しており,やや高金利通貨への傾斜していた投資意欲に水を差しました。ドル円およびクロス円は下落しています。

*** From Federal Reserve ***

The Federal Open Market Committee decided today to lower its target for the
federal funds rate 25 basis points to 4-1/4 percent.
Incoming information suggests that economic growth is slowing, reflecting
the intensification of the housing correction and some softening in business and
consumer spending. Moreover, strains in financial markets have increased in
recent weeks. Today's action, combined with the policy actions taken earlier,
should help promote moderate growth over time.
Readings on core inflation have improved modestly this year, but elevated
energy and commodity prices, among other factors, may put upward pressure on
inflation. In this context, the Committee judges that some inflation risks
remain, and it will continue to monitor inflation developments carefully.
Recent developments, including the deterioration in financial market
conditions, have increased the uncertainty surrounding the outlook for economic
growth and inflation. The Committee will continue to assess the effects of
financial and other developments on economic prospects and will act as needed to
foster price stability and sustainable economic growth.

Voting for the FOMC monetary policy action were: Ben S. Bernanke, Chairman;
Timothy F. Geithner, Vice Chairman; Charles L. Evans; Thomas M. Hoenig; Donald
L. Kohn; Randall S. Kroszner; Frederic S. Mishkin; William Poole; and Kevin M.
Warsh. Voting against was Eric S. Rosengren, who preferred to lower the target
for the federal funds rate by 50 basis points at this meeting.
In a related action, the Board of Governors unanimously approved a 25-basis-
point decrease in the discount rate to 4-3/4 percent. In taking this action,
the Board approved the requests submitted by the Boards of Directors of the
Federal Reserve Banks of New York, Philadelphia, Cleveland, Richmond, Atlanta,
Chicago, and St. Louis.

スイスフラン,円のコールオプション意欲が低下



Franc, Yen Option Demand Falls as Risk Aversion Wanes (Update2)

スイスフラン,円のオプションのボラティリティが低下して,全般的に投資家のリスク許容度がやや増してきたようですね。

FOMC直前でGMT14:00ごろ(日本時間23:00)からいったんスイスフランと円が買い戻されていますが,これは永続的な動きだとは思いません。10日から11日にかけて高金利通貨の買い持ちされたポジションが利益確定されたと考えたいです。

どんなトレーダーもFOMCで相場が想定外に振れるのを恐れるのです。特に月曜日から利益が出ている人は,それがチャラになるのがいやですから,行動ファイナンス学で言うところの時間割引率が極端になります。つまり,FOMC前の確定した利益のほうをFOMC後の不確定の利益より過大視するということです。

さらにFOMCの利下げが予想通りで波乱が無ければ,また押し目を買ったり,戻りを売ったりできるではないかという経験則もあります。図にドルスイスの時間足を示します。FOMC後にどうなるかを待ちたいと思います。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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