EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

週末を迎えるユーロドルについて



相場というのは基本的に人間の心理的な動きから作られます。

現時点(22日日本時間22:55あたり)のユーロドルの一時間足を例に,市場参加者がどんなことを考えるか考えて(妄想して)見ましょう。

ユーロドルショートの参加者:
これには,1.49ドルのプットオプションを買っている人も含まれます。1.49ドルに近づけば近づくほど不意な出来事で上に破られ,またストップロスが炸裂する可能性があるので,なるべく細かく売っておいて,1.48ドルの前半にとどめて週末を迎えたいなと思うはずです。1.4875ドル前後をつけた後,陰線がつづいているのは,こういう参加者の売りのおかげです。

ユーロドルロングの参加者:
はやく何とかして1.49ドルの大台を破りたい気持ちがあります。しかし,20日は1.4850ドル台で押しとどめられ,21日と今日はがんばりましたが1.4870ドル台で押し返されました。いかんせん,相場上昇のためのニュースや経済指標が無いなという感じです。とはいえ,ずるずる下がるのを傍観していると,ショートの連中があわよくば1.48ドル台を割らせようとたくらんでいますので,下がったら買い続けようとは思っています。

これらの両方の参加者たちのコンセンサスは,いまのところ1.4830ドルあたりでの売買の均衡です。ショート方にとってもここならすぐにはオプションは破られまいと思っているでしょうし,ロング方も1.48ドル台が破られなければいいやと妥協しているからです。さて,この均衡が週末にかけて破られとしたら,

【直近2番天井の1.4855ドルを上抜いてくる】
ロング方は,希望を持って買いあがる準備を始めます。
逆にショート方は,ここを破らせないようにあらかじめ売り浴びせるでしょう。

【1.4800ドルを割り込む】
ショート方,その下のストップをつけたいと思っているので売り浴びせに参加します。
逆にロング方は,ここを割り込ませないように早めに1.4800ドル台を脱出する動きをします。

【ドルに有利なニュースやユーロに有利なニュース】
ニュースの程度にもよりますが,ショート方あるいはロング方に有利なニュースはそのまま売りや買いの勢いを増すのに使われます。ですが,よっぽど大きな経済指標や事件の情報でもない限り,大きな変化はその後のブレイクポイントを抜けるかサポートポイントを割るかで決まります。

【他の通貨ペアのサポート・ブレイクポイントを割ったり,破ったりした場合】
ユーロドルについて言えば,例えばドルスイスが1.10フランを割ったりすれば,ドルの連鎖売りがユーロドルにも波及します。このような時は一刻を争うので,上の3つより緊急度が高く自分のポジションを守る方向に売買をひたすらするだけです。打ち勝つ力が自分にないとわかればストップをつけて手仕舞います。

しかし,感謝祭の週末に,そんな活発な売買を誰もしたくないですよ。ですから,なるべくニュースには過激に反応しないように,適当な均衡レートでとどまってくれないかなというのが大多数の市場参加者の本音です。

ところが,掟破りはどこの世界にもいるものです。特に今年のクレジット・クランチで大損した市場参加者は,こういう薄商いのときに大きく売買して,自分に有利な方向に相場を動かそうと画策します。成功するかどうかは,そういう参加者のポジションサイズと市場の薄さと,いかにばれないように巧妙にコンセンサスをつくるか(市場参加者の思惑を作り上げるか,パニックを引き起こすか)にかかっています。これは,私ごときにはできませんので,あくまでプロの人たちにはそういう駆け引きがあるだろうなという想像の範囲ですが。

ですから,結論としてこういう週末には,ポジションを手仕舞いするか安全のためのストップをつけてお出かけするに限るのです。なお,休日もしっかりPCの前で売買する人は,この限りではありません。

※なお,今週末は日曜日まで更新を休みます。来週の展望は,月曜日の日付が変わってからの更新の予定です。では,Happy Holidays!

サンクスギビング・デー前で小動き

今日のところは早めに休みを取るのか為替市場は薄商いです。
為替関係のニュースもたいしたものはありません。

Swiss Franc Rises to Record High Against Dollar on Growth Signs

スイス経済は堅調なんですねえ。雇用の堅調さ,リスク回避の動き,そして来年第一四半期には利上げ(3%に)が予定されており,3拍子そろっていますので,ドル安はまだ続きそうです。ただし,直近には1.10にオプション・バリアがあるとレポートされていますので,週末の休みにかけては破られないかもしれません。(同じ理由で,ユーロドルも1.48ドル台の前半で上値が重いです。)

でも,明日はもっと市場が薄くなって荒れるかも…あるいは休み明けにドーンとか…
荒れるというのはどちらかというと,誰もが想定していない方向(一時的にドル高になる方向)のことです。手仕舞いをしないときは,ちゃんとストップ入っていますか。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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