EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ついにバーナンキ議長も空気を読む


Bernanke Says Fed to Judge Market `Turbulence' Impact (Update1)

FEDコーン理事の大人(nimble)発言に続いて,バーナンキ議長も利下げを連想させる発言でした。今週になって,みんなの行動と発言がどうも予定調和っぽいです。

月曜日のアブダビ・サプライズと,火曜日のドルスイスとドル円の買戻しにはリンクがあるのでしょうか。もしかしてドルの下値のメドをひそかに話し合っていたりして…単なる妄想です。そういうことであれば,FEDも思い切ってFFレートを利下げすることができます。

図のようにFFレート先物の利下げの予測は25BPが100%織り込まれました。(コーン理事効果が出ています。)

来週は,BOEのレート発表があるし,その後どうなるかはまだわかりませんが,FEDがさすがに50BP下げるためには,これ以上ドル安が進まないような担保を確保していると思うんですけど,今度は中国かなんかがユーロを売ってドルを買うんですかね。

英国の住宅プチバブルも終了,BOEの利下げ期待も

U.K. Home Prices Drop Most Since 1995, Loans Decline (Update3)

英国の住宅プチバブルも終了したようです。米国のように悪質なサブプライムローンが組まれているのかどうかは不明ですが,正常なローンであっても住宅価格の上昇を背景にして伸びてきた消費にも影響が出るでしょう。また,BOEがこれまで高い政策金利を維持してきた理由は,明確なインフレターゲット政策によるものです。このインフレの懸念が薄らいだとなれば高い確率で利下げが行われる可能性が出てきました。

先回は利下げ期待がありながら結局据え置きでしたが,12月5,6日に行われる今回のBOEの会合ではいよいよ利下げという感じです。

来週BOEが利下げすれば,ポンドドルの下落やポンドスイスのキャリートレードの巻き戻しを引き起こす可能性があります。これにより一時的にスイス高,円高が同時に強まると思われますので,ポンド円がもっとも大きな影響を受けて下落するでしょう。ヘッド・アンド・ショルダーのショルダー部分が脅かされる可能性があり,かつ円高とのダブル効果があるからです。

金利面以外でもポンドが下がる要因としては,

■ (ポンドと正の相関がある)原油価格が反落の気配を見せていること
■ HSBCが配下のSIVに対して行った資金注入は,別の特別目的会社を作って行っている損失の飛ばしの可能性があり,いずれ発覚するかもしれない


などもあります。ハイイールド通貨の買い持ちは,適度なタイミングで利益確定しないと,キャリートレードの巻き戻しで急落しますので,気をつけましょう。

世界的な互助の機運が…一部のKYな人たちを除いて

E*Trade to Get $2.55 Billion Cash Boost From Citadel (Update2)

今度はサブプライム債券で大幅に損失を出していた本家E*TRADEフィナンシャルを,シタデル・インベストメント・ グループが資金援助です。

こちらは,会長とCEOも人を送り込まれて降格ということですので,アラブの王様のように「金は出すが口は出さない」ではなく「金も出すが口も出す」ようです。

何はともあれお金はぐるぐる世界を回っていますから,損をする人がいれば得をしている人もいるわけで,自分だけ儲けようではなく緊急事態には買収や融資によって助けてあげましょうというのが正しい企業家精神のあり方です。

この面から言うと,アブダビ投資庁は融資救済に関するいい先鞭をつけてくれたと思います。あと,FRBもコーン理事の利下げに関する大人発言などは杓子定規じゃない対応として良かったですね。(本当に利下げしてくれればの話ですが・・・)

一方,空気の読めないKYな人たちは,
NY州司法当局、市場調査でファニーメイとフレディマックに召喚状 <-タイミング悪し
米シティを格下げ、評価損150億ドルの可能性=ゴールドマン <-血も涙も無い
サブプライムローンの新たな支援策の議論は時期尚早=米ホワイトハウス <-物には言いようがある,あるいは沈黙は金

(この項目思いついたらどんどん加えてやりましょう。)

米景気はスローダウンも,市場はドル安調整局面

U.S. Economy: Home Sales Slide More Than Forecast (Update5)

10月の耐久財受注と中古住宅販売件数も予想より悪くなっていました。

10月耐久財受注(前月比): -0.4% [予測値-0.1%]
10月耐久財受注(前月比:除輸送用機器): -0.7% [予測値0.3%]
10月中古住宅販売件数: 497万件 [予測値500万件]
10月中古住宅販売件数(前月比): -1.2% [予測値-0.8%]


しかし,NY株式市場も上昇し,為替市場もドル安には動きませんでした。FEDの次回の利下げに市場の焦点が移っているからです。(コーン理事が大人の対応をしたからです。)

ここへ来て,ドル通貨がらみのトレーダーは,目先のドル安の調整に対する対応を決めないといけないでしょう。目先の調整についていって短期的にもそこで利益を上げるのか,あるいは再びドル安が明確になるまで短期的か長期的かに関わらず休むのかということです。

もちろん,短期的に頑張る場合は方向感が狂ったなと思ったときに損切りできる必要がありますので,自身のトレードスタイルとも関係しています。また,自分で決めた対応に矛盾の無いトレード手法や行動を一貫して取ることも大切です。

ドルの売り疲れか,あるいはドル・レスキュー隊?



Dollar Rises on Speculation Decline Exaggerated, Stocks Gain

図の日足のように,28日のロンドン市場で対ユーロやフランに対してドル高になったのは,上の記事では,もう大概ドル売りも疲れてきたからだろうと書いてありますが…

トムソンの英語版ニュースによると,

Aggressive Eastern European selling of EUR/USD was a factor in today"s London morning slide. IMM name EUR selling was also noted, plus EUR/USD sales from a Swiss bank, allegedly on behalf of a Middle Eastern account. Sub-1.4710 demand is noted at 1.4680, with some sell stops pegged below 1.4680.

だそうで,東欧筋,中東筋,スイスバンクの一つ(SNBではないかも)がユーロを売ったようです。真偽のほどを確かめる方法は無いのですが,アブダビ・サプライズが一つの転機になって,全世界のドル・サポーターたちに気合が入ったのでしょうか。

というわけで,私はまだドル安が進むと予想してはいますが,しばらくはそれも一服となるかもしれません。

予測が当たらなくとも正しい戦略を…

今週初めの予測と現在までの状況です。

【ドル円】
109円台に上がったら戻り売り,下落のめどは今週分は106円台あたりまで,ただし110円台までもし上がったら,今度はショートサイドの利食いが発生した可能性を考える必要があります。
->今のところ,109.15円あたりまでにしか上がらず,すかさず戻り売った人たちは○

【ユーロドル】
再び,1.46ドル台から1.47ドル台までの調整を見越して,押し目を狙いましょう。明確に1.45ドルを割るまではストップも考える必要はありません。
->高止まりのため,1.47ドル台に下落せず…しかし,迎えに行かないほうが良いですよ。現時点では何事も起きず△

【ドルスイス】
つまり,下値抵抗線がないので,ドル円と同じくドルスイスもフリーフォールだから逆指値による安値を取ることが可能である…
->準備だけはする意味があります。現時点では何事も起きず△

週明けの値動きがさらに他の利食いを誘発するかどうかに注目し,1.10フラン台から1.11フラン台後半のどこかで戻り売りをすることが可能である…
->1.1070フランまで上昇していますので,戻り売りできれば○

【ポンド円】
このショルダーを考えると,サイコロジカルなサポートラインである220円の攻防がとても大切となります。
->今のところ,ここまでの心配は杞憂に終わっていますが,考えておくこと自体は○

【ポンドドル】
ポイントを少し上げて2.05ドル台前半から押し目買いに徹したい
->高止まりのため,2.05ドル台に下落せず…しかし,迎えに行かないほうが良いですよ。現時点では何事も起きず△

この時期,ディフェンシブな戦略でも着実に成果を上げたい…

【ロンドン市場開始後に追記】
ユーロ,ポンドが対ドルで全般的に弱くなり,ユーロドルとポンドドルの押し目が本当に訪れそうです。一方,ドルスイスの戻り売りはやや早まった感があります。

(米) 11月消費者信頼感指数低下するも反応薄

U.S. Consumer Confidence Dropped More Than Forecast (Update2)

(米) 11月消費者信頼感指数: 87.3 [予測値91.0,前月確報値95.2]

うん,低いですね。2005年10月にハリケーン・カトリーナが来た時の信頼感指数以来の低さだそうです。でも,アブダビ・サプライズの影響のほうが大きくて,NY株式市場はすぐに切り返しています。

この信頼感指数は,カンファレンス・ボードという民間の調査会社の発表するものですが,

http://www.conference-board.org/economics/press.cfm?press_ID=2020

からリリースされます。ミシガン大学消費者景況感指数とあわせて,通常は株価にも影響を与える指標なのですが…

何はともあれ,11月27日(日本時間の昨日)は,アブダビ・サプライズの一日でした。

シティに中東から白馬の騎士が登場



Citigroup to Receive $7.5 Billion Investment from Abu Dhabi Government

今回のシティの巨額損失は相当巨額なので,役に立ちそうもないM-LECではなく,政府による超法規的救済か中国か中東のオイルマネーが救済しないとどうにもならないと思っていましたが,白馬の騎士は中東のアブダビ投資庁からやってきました。自分ばかり儲けているケチは誰からも好かれませんが,アラブの旦那さまは気前のいい人たちです。

世界最大の銀行つぶすと,いくら原油で儲けている人たちだって返り血どころではすまないでしょうから,これからもアラブの旦那様を含む皆様にはがんばってもらわないといけません。

なんか,1990年代にIBMの業績が悪化した時に,(確かCitiも入っていた)世界的な銀行のシンジケートが資金調達したことを思い出す光景です。
 1993年1月19日、IBMは1992年度会計での49億7000万ドルの損失を発表した。
 これは単年度の単一企業による損失額としてはアメリカ史上最悪であった。この損
 失以来、IBMは事業の主体をハードウェアからソフトウェアとサービスへ大胆にシフト
 させることとなる。 - Wikipedia より引用


やっぱり話をまとめたのは,ロバート・ルービン元財務長官ですかね。
(11月28日追記:英国発のニュースで,プリンス前CEOの後に暫定CEOに任命されているウィンフリード・ビショフ卿が仲介したとレポートされています。アラブ王族への対応はやはり爵位のある貴族の方が良いのかな。)

昼休みにニュースが飛び込んできて,円がらみの為替がびっくり反転しましたので,ポンド円とドル円を載せておきます。



ついでに時間が時間のニュースでしたので,日経平均の日中足もおまけで載せました。

前場と後場のギャップがすごいですね。今日,日経平均先物をリアルでトレードしていたら,ストップにかかるのは間違いなかったです。それも,ギャップのためにすごいスリッページ…

ドル・キャリートレード始まる



Dollar Displaces Yen, Franc as Carry Trade Favorite (Update2)

ドル・キャリートレードのトレンドがやってきたと言う記事です。まだ,金利が4.5%もあるのにですよ。

2004年にFFレートが1%だったころに,このドル・キャリートレードという言葉は使われました。そのころ,ちょうど円キャリートレードで円が外貨にどんどん換えられていったのと同じことがドルで起きていたのです。まさに3年ぶりにそれが金利差+ドル安で脚光を浴びてきたのでしょう。(2004年からドル・キャリーをやっている人も確かにいて,そういう人はずっとドルを売ってハイイールド通貨を買って来たわけなんでしょうけど。)

ドルの流動性の高さからすると,今後さらにFFレートが下がれば,今までの円がもたらしてきた世界の過剰流動性を今度はドルが担うことになるのでしょうか。ポンドだけでなく,ブラジル・リアル,ハンガリー・フォリント,メキシコ・ペソ,韓国・ウォン,シンガポール・ドルなどがキャリートレードの対象のようです。世の中には結構金利の高い国があると言うべきか,ドルが本当に弱くなったと言うべきか…

なんだか,キャリートレードによって円安が行くところまで行ってから円高に振れたのと同じように,ドル安もさらに徹底的に進むのではという予感がしますね。

27日追記:
キャリートレードのリターンチャートがブルームバーグに載っていましたので追記しました。急に始まったと言うより,円キャリーやフラン・キャリーよりパフォーマンスが良くなった事実があるのでこれからさらに増加するでしょうと意味でとらえていいのかな。

ドル円・ユーロドル・ドルスイス+ポンドの今週の展望



先週のとにかく円の強い一週間でした。ドル円は,109.99円と108.99円の二つのサポートラインを下抜けしました。もう少し,このレベルで揉むかと思ったのですが,感謝祭前に108.99円を割れると,感謝祭および明けの市場の薄さも手伝って,一時107円台に突入しました。

102円あたりまでフリーフォールかもしれないと書いたのは,2005年1月の101.69円から2005年5月の108.34円までは,揉み合いなく上昇しているからです。揉み合いがあれば,そのレベルで止まるはずだと考える市場参加者がいるので買い手が付きます。また,そのあたりで揉み合うことを前提に売り手が利食いに走るのでレートが均衡するのです。そのどちらの思惑も無いとすれば,102円まで行きそうだと言う根拠になります。

一方,さる有名な為替関連のHP(ライブドアにある名前を出さなくてもわかるほど有名なHPです)では,110円台のロングを抱えながら107円を下落のめどとしています。これは,個人的にはちょっと自分のポジションを意識した楽観論かなと思います。107円を割ったら,そのHPの歴史上初めて損切りを見られるのかな?期待しましょう。

109円台に上がったら戻り売り,下落のめどは今週分は106円台あたりまで,ただし110円台までもし上がったら,今度はショートサイドの利食いが発生した可能性を考える必要があります。


ユーロドルは,感謝祭およびその後の薄い市場を狙って上値を試す仕掛けのため,1.49ドル台後半までの史上最高値を記録しました。これで1.49ドルのオプションは消えたのですが,その後,23日にロンドン市場が開いてから,猛烈に売り込まれて1.48ドル台前半に戻して週末を迎えました。

目の前に1.50ドルが迫っていますので,さすがに1.49ドル台で週末を迎えるのは居心地が良くないと考えるいっそうのユーロ高を懸念する動きもあるようです。このような状況では,逆指値で新高値を狙うのは高値掴みとなりかねません。

再び,1.46ドル台から1.47ドル台までの調整を見越して,押し目を狙いましょう。明確に1.45ドルを割るまではストップも考える必要はありません。眼下には,11月12日の1.4520ドルまでの下落に対しての翌日の猛烈な買戻しがあります。このロングポジションが投げられない限りは,長期だけでなく短期の上昇基調は継続と考えられます。



ドルスイスも,ユーロドルの裏返しで相当ドル安が進みました。1.11フランを割った時点で100PIPS以上の下落があると言ったとおり,週末のドサクサで1.08フラン後半まで売られた後,ユーロドルのようにロンドン市場が開いてから1.10フラン前半までドルは買い戻されました。

今後の方針を考える上で,23日のドル買戻しをどう見るかを考えて見ます。

【23日の買い戻しを,少数の市場参加者の無駄な抵抗と考える】
この考え方に立てば,ユーロドルとドルスイスのドル安の違いは,ユーロドルには1.50ドルと言うサイコロジカルな防御線があるのに,ドルスイスはすでに1.11フランと言う節目を割ってしまったという事実を非常に重く見ます。つまり,下値抵抗線がないので,ドル円と同じくドルスイスもフリーフォールだから逆指値による安値を取ることが可能であると考えるのです。

【23日の買い戻しによる長い下ヒゲを,用意周到なショートサイドの利食いであると考える】
年末のドルのレパトリの時期とも一致して,ある程度のショートポジションの利幅が達成された時点で利食いするという戦略は理にかなっています。薄い市場でさらにドルを売ってくる参加者を狙った利食いであれば相当用意周到な考えではあるとは思います。この考え方に立てば,週明けの値動きがさらに他の利食いを誘発するかどうかに注目し,1.10フラン台から1.11フラン台後半のどこかで戻り売りをすることが可能であると考えるのです。

どちらが私にも正しいかわかりません。週明けのロンドン市場に注目したいと思います。



ポンド円は,円高とポンドの不安定さが重なって3週連続の陰線となりました。チャートはきれいなヘンドアンドショルダーを形成しようとしています。このショルダーを考えると,サイコロジカルなサポートラインである220円の攻防がとても大切となります。いまはまだ223円台ですからしばらくは安心ですが,現在の円高の動きは決して軽視はできないです。前述のように217円や210円を想定して今後の戦略を立てましょう。

ポンドドルは,週足の高値と安値の差は大きいのですが,始値と終値の差は70PIPS程度しかありませんので図は省略します。大きく見て上昇トレンドにおける振幅の一環と考えられる先週の見方に変化はありません。ブレのめどとしては,21週移動平均の2.03ドルを割るとちょっと上昇トレンドの変化を示唆し,下値トレンドラインの2.00ドルを割れるとトレンド転換の始まりかもしれません。ポイントを少し上げて2.05ドル台前半から押し目買いに徹したいと思います。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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