EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

やっぱりポンドが来ましたよ



U.K. Pound Rises to 26-Year High Against Dollar on Rate Outlook
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601102&sid=a8b2TPpGU6Jc&refer=uk

15年前にBOEとソロスが戦ったときの直前にはポンドドルは2.01ドルまで上昇しました。それをさらにさかのぼること11年,26年前の1981年5月29日の高値2.0663ドル以来のポンド高になりました。

うちのシステムトレードのマシンも,今年7月の高値を更新したときにブレイクアウトと判断して,ポンドドルロングをエントリしています。(図)

バークレイズ・キャピタル,ノーザン・ロックなど早めに悪材料を出し切っていますし,BOEは金利据え置き,FEDは利下げとなると当面のポンドの下落要因が見つかりにくいです。

UBS,本日決算発表

UBS Loses Investor Confidence as Biggest Fund Manager (Update4)
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=newsarchive&sid=aSnmNszd89.g

UBSの株主ともしかしたらフランロンガーは首を洗って待っていてください。(笑)
発表後に以下に追記していきます…

追記:

UBS Reports SF830 Million Loss on Debt Writedowns (Update3)
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601085&sid=aJNxY2n26mdA&refer=europe

UBS: $712 million

野村證券より少し多いくらいですね。まあ,メリル,シティ,バンカメ,JPモルガンの四天王には桁の点ではるかにかないません。期待をしていたのにたいしたことはありませんでした。

本日は,予告までした割りには盛り上がらず,どうもすいませんでした。m(__)m
次は以下の二つを期待してください。


ドイチェ銀行: 10/31 決算発表
クレディスイス: 11/1 決算発表

金と原油はまだ上がる



Gold Rises to Highest Since 1980 on Dollar, Oil; Silver Climbs
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601012&sid=aKSbpzK.sCgE&refer=commodities

ドル安が長期的なものなるとすれば,ドルの代わりに欧州通貨という手段以外には原油・金・小麦などのコモディティ市場にマネーが流れ込むのでしょう。メタル全般も上がっていますから,昨今の電線窃盗なども頻繁に起こり,それを売り飛ばす闇市場も整備されていると思われます。

我々は犯罪はできませんので,メタルに関係する企業の株でも物色しましょう。図は,BVN:ADR Compania de Minas Buenaventura ぺルーの採鉱会社のADRです。年初来倍近くに上昇しています。8月に気付いて下がったときに買ったらよかったですねえ。

今度,市場がクラッシュしたときのために目に留めておきましょう。



もっと安全に金投資したい場合は,
GDX: MARKET VECTORS ETF TR GOLD MINER ETF の金ETFなんかはどうでしょう。これも8月16日の最安値から,1.5倍になっています。

これも,8月に買っておけばというところでした。今後良い押し目を探しましょう。



次は,金の代わりにスチールですから鉄のETFですが,
SLX: MARKET VECTORS ETF TR MV STEEL INDEXは,外部要因の多い製鉄会社の株を買う代わりにどうでしょう。なんとこれも去年の11月以来2倍以上になっています。

見つければいろいろあるものです。

追記:
ところで,景気のいい話ばかりではなく,ペルーは採鉱で環境破壊・汚染がすごいです。
[特別報告] ペルーの鉱害問題 リスベス・フローレス・デル・ピノ参照

バーナンキが利下げをしない可能性は?

Bernanke, `Reluctant' to Cut Rates, May End Up Doing So Anyway
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601103&sid=aEnZejdWUzMk&refer=us
市場が織り込みすぎた利下げをもし今週しなかったら…
株の暴落は間違いないところでしょう。

FEDとしては,インフレを恐れるため利下げを望んでいないものの,市場の期待に添えないことによる市場の混乱をもっと恐れています。一方,さらに下げるとしたら,この先どこまで下げればいいのかわからない奈落のクレーターが待っているといえるでしょう。当然,原油相場はもっとあがり,1バレル100ドルはすぐに突破するのではないでしょうか。住宅市場もさらに低迷し,リセッションが近づいてきます。

そこで,利下げしない可能性としては,FEDのステートメントで将来の利下げをにおわすという高等手段もあるかもしれませんが,これは時間稼ぎに過ぎないのです。

やはり,0.25%だけ下げてステートメントで「FEDはフレキシブルに対応する」と宣言するくらいの中間策ではないでしょうか。この場合は,更なる利下げをにおわせるわけにはいきませんが。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの今週の展望



先週は月曜日こそドル高になったもののその後は,ドル先安感が強く,特に欧州通貨に対してドルは売られました。

ドル円は,114円台の前半でとどまっているものの,月末に控えたFOMCによる米利下げ観測があり,予断を許しません。つまり,9月のFOMCの利下げの効果では,まず株高に効果があり,それにつれて信用収縮不安も薄まってドル高円安方向に相場が動きました。

ところが今週もし利下げが行われると,株式にとってはやはり朗報ですが,ドルにとっては今度はドル安になりそうです。理由は,相次ぐ利下げで欧州通貨との金利差の縮小に目が行き始めており,ドルの欧州通貨への弱さが明確になってきたことと,今回の利下げは,信用収縮という金融界の問題というよりも,米国実体経済の弱さを加味した利下げの色彩が濃いからです。2番目がより強調されれば,ドル円の下落も今まで以上に進みます。

9月2日あるいは9月9日の週につけた112.60-70円あたりの安値を突破することを売り方は狙ってくるでしょう。ですからここを下にブレイクしたときに逆指値でついていく方法が考えられます。もし割れなければ,逆張りで短期のロングポジションを取ることもできると思います。



ユーロドルは1.44ドル目前です。防戦売りがある場合は少しは抵抗がありそうですが,それもFOMCでの利下げがあれば上抜けるでしょう。新高値を更新するケースですので,防戦売りのストップ以外に踏み上げの要素がありませんから,1.44ドル後半および1.45ドル越えでは一服感があるかもしれません。

そこで方針は,1.44ドルを越えてからの逆指値で付いていくか,週のどこかで調整が入ったときの押し目を買うかのどちらかです。1.41ドル台まで底堅いので当面はストップをつける必要はありません。



ドルスイスは目下1.16フラン前半でとどまっています。ユーロドルと同じように防戦売りがある場合は少しは抵抗がありそうですが,それもFOMCでの利下げがあれば下抜けるでしょう。ただし,ユーロドルほど金利差が縮小しておらず,またポジションも均衡に近いので,ユーロドルの上昇圧力より少ない下落圧力でしょう。また,ユーロスイスやポンドスイスの欧州版フランキャリートレードの影響も受けましょう。

そこで方針は,1.16フランを割ってから逆指値で付いていくショートか,割れなかったり戻したりしたときの短期のロングポジションのどちらかです。上値が重いので,短期ロングは本当に少ない値幅ですばやく利益確定します。この場合は,当然上記の逆指値のポジションにストップが必要です。

今週のCFTC



今週のシカゴIMMの通貨ポジションです。月曜日までのドルの強さは反映されていますが,その後の一連のメリルリンチの追加損失をめぐるドル安などの分は反映されていません。

ドル円はいったんドルロングに転じたポジションはほぼスクエアに落ち着きました。おそらく週後半で若干ドルショートに傾いているともいえるでしょう。ですから,今週も方向感を確定はできず,待ちの状態です。

ドルスイスもユーロ高にあわせて,1.16フラン台まで下落しましたので,週末にはやはりスクエアより若干ドルショートではないかと思います。また,ドル売りトレンドも継続しています。



レート的には,ドル円は先週の下値を更新はせずに,上ヒゲの長い陰の陽はらみ状態です。上値が重い状態なのは変わらず115円も回復できていません。114円を中心に来週以降どちらにブレイクするかが問題です。

ドルスイスも,先週の下値を更新せずに,やはり上ヒゲの長い陰の陽はらみ状態です。こちらも,1.18フランどころか1.17フランを回復するのが先決です。引き続き1.16フランからの更なる下落には注意が必要で,ここを抜けると1.12フランぐらいまでを視野に入れないといけません。

この二つの通貨ペアは,急な円買い,フラン買いは止まったようにも思えますが,全般的なドル安のために上値が重い状態です。また,ドルスイスについてはユーロ高にフランがつれ高する傾向は今週も続きましたので,来週以降の1.16フラン割れには特に注意しないといけません。



ユーロドルは,利食いが入りながら下値のロングが手仕舞われ,ドルショートがやや解消した状態が火曜日のポジションに現れています。手仕舞いが入ったため,1.41ドル台での押し目買いも入りやすくなり,さらにユーロは続伸して週足終値では1.4390ドル付近の高値圏で押し切りました。誰かが防戦売りをしている可能性もありますが,陽線継続で来週は1.44ドル台への挑戦です。

ポンドドルも,それほどロングポジションが増加していないので,火曜日の行って来いの上昇はそのまま前日の下落と相殺しているようです。水曜以降の分で多少のロングポジションの増加があると考えられます。ロウソク足は相変わらず上ヒゲ・下ヒゲとも長く推移していますが,週足で2週連続で上値更新,日足で4日連続で下値更新しているので,ユーロドルとともに順調に上値を追うのでしょう。

3Q金融セクターまとめ



ニュースのヘッドラインはそれほど正確ではないので,各社のIR情報に当たってみました。
メリルリンチ: $7.9 billion
http://files.shareholder.com/downloads/MER/184320010x0x139156/9c77d670-378f-422d-971d-b78b1c616cf7/3q07%20earnings%20release

Total ABS CDO-related exposures $15.2 ($6.9)
Total U.S. sub-prime mortgage-related exposures 5.7 (1.0)
Total Net Write-downs ($7.9)

で,やはり$7.9 billionが正しい。



バンカメ: $2.6 billion
http://library.corporate-ir.net/library/71/715/71595/items/265396/3Q07Earnings.pdf

Capital Markets and Advisory Services Market-Based Revenue
Change in revenue from 2Q07の図にあるとおりで,

CreditとStructuredの損失合計で,約$2.6 billionです。



シティグループ: $6.4 billion
http://www.citigroup.com/citigroup/fin/data/p071015a.pdf?ieNocache=734

Write-downs on highly leveraged
finance commitments (1, 2) $(1,352) Debt U/W, Lending
Losses on the value of warehoused
assets for future CDO and CLO
securitizations and CDO positions (2) (1,561) Fixed Income Mkts
Losses in credit trading (636) Fixed Income Mkts
Gain on the sale of Redecard shares 729 International Cards
Increase in credit costs (2,847) Global Consumer

の損失だけの合計で,約$6.4 billionです。



JPモルガン: $1.8 billion
http://files.shareholder.com/downloads/ONE/184329990x0x137560/c090351e-29e7-431e-9850-8a123362f2f6/3Q07%20Analyst%20Presentation.pdf

の図の中での,Fixed Income Marketsを見る限り,約$1.8 billionですが,ニュースの中には$2.2 billionと書いているものがあります。まとめると,

メリルリンチ:$7.9 billion
シティグループ:$6.4 billion
バンカメ:$2.6 billion
JPモルガン:$1.8 billion (or $2.2 billion)


の順位は変わりません。

8月の新築住宅販売件数下方修正は,ヘッドライン操作!?

U.S. New-Home Sales Rose in September After Revisions (Update2)
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601103&sid=aIc4pd0FllsM&refer=us

ヘッドラインだけを見ると,完全に9月の新築住宅販売件数が上がったんだなと思いますが…

Purchases increased 4.8 percent to an annual rate of 770,000 that matched the median forecast of economists surveyed by Bloomberg News. August purchases were revised down to an 11-year low of 735,000, the Commerce Department said today in Washington.

で,下方修正された8月の735,000に対して,9月が770,000と上がったと言っているわけです。修正前の8月の件数が775,000で,9月の予想が795,000だったことからすると,8月が下方修正されないと,"予想も下回るさらなる新築住宅販売件数のドロップ"ということになり,これはニュースヘッドラインが悲観的に取り上げられるもとになるわけです。

前にさかのぼって指標を正確な値に修正すること自体はありだと思うのですが,前月の指標の下方修正によって,事態が改善したかのようにヘッドライン操作ができてしまうという一つの可能性でした。

まあ,リセッションに入るかどうかの瀬戸際だから,商務省が少しだけ統計に手心を加えるのは日常茶飯事であり,それでもごまかせないほど指標が悪化したときに,人ははたとリセッションと気づくわけです。

メリルリンチ続報ほか

Merrill Lynch Reports Loss on $8.4 Billion Writedown (Update4)
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601103&sid=axuWCcMYMdA0&refer=us

これが最新だとするとさらに上方修正?

ところで,またポンド円が落ちております。毎日日替わりでいかに方向感が無いかわかります。そして,メリルリンチが損失を出しても欧州通貨が下がるとはこれいかに…これは,「欧州の証券会社や投資銀行の損失はもっとひどいんじゃないの」という思惑です。米国は一連の証券会社・投資銀行のレポートはほとんど終わりましたから,これからが欧州本番です。

最近では週初めに予想を出してもたいてい外れます。経済指標以外にいろいろな個別の証券会社や銀行のパフォーマンスのニュースが株にも為替にも債券にも影響を与えるからです。だとすると,ロングしたい通貨ペアの押し目,ショートしたい通貨ペアの戻りをそれらの個別ニュースを利用してきっちりとっておくのは大切です。

方向感の無いときは,順張りでなく逆張り(押し目買いや戻り売りは,トレンドに従う逆張りの特殊例)

を実践しましょう。

メリルリンチ,首位を奪還!

何かのスポーツ競技のリーグ戦の話ではなくて…

PRESS DIGEST - Wall Street Journal - Oct 24
http://www.reuters.com/article/fundsFundsNews/idUSBNG17840920071024

に載っているのですが,メリルリンチの3Q決算で追加損失が発生し,

Merrill Lynch & Co. Inc's (MER.N: Quote, Profile, Research) third-quarter write-down could total over $7 billion, reflecting risky mortgage bets and further pressuring Chief Executive Stan O'Neal.

ということで,損失順位が

メリルリンチ:$8.40 billion = $8400 million<-さらなる上方修正
シティグループ:$6.50 billion = $6500 million
バンカメ:$2.03 billion = $2030 million
モルガンスタンレー:$940 million
ベア・スターンズ:$700 million

とメリルリンチが,無理だろうと思っていたシティグループを抜いて首位に浮上です。もともと$5 billionの損失でしたから,これ以上増えても企業自体への影響は限定的ですが,こういうまだぞろ出てくる損失の報道は投資家の不安を増大させる元です。野村證券のように一気に損失確定すべきだったように思います。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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