EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

米経済回復のスピードに州ごとの違いが存在

芝山元さんのブログで紹介されていた記事に,

Greetings From Recoveryland: Ten Places to Watch Coming Out of the Recession

という興味深いものがありました。その中では全米各地の都市ごとの求人数のや人口の増減についての興味深い表が挙げられています。
job_growth_and_population_2010
仕事の増減はともかく際立って人口の流入の多いのは,ノースカロライナ州のRaleighとテキサス州のAustinですね。

この2つの都市に共通しているのはハイテク産業の多くが集積しているということです。RaleighにはResearch Triangle Parkと呼ばれるDuke,North Carolina,NorthCarolina State大学に囲まれた一辺10〜20マイルの三角形の地域に研究開発の集合体が存在します。RTP内の研究施設を持つ企業には,

Cisco Systems(CSCO)
Nortel Networks(NT)
NetApp(NTAP)
SAS Institute
Red Hat(RHT)
IBM(IBM)
Lenovo(LNVGY)
Integrian
Channel Advisor
Geomagic

などがあります。

また,Austinについても佐々木高成さんのドキュメントにあるように,以下のような半導体,半導体製造機器,ソフトウェア,医療研究などの専門企業が集積しています。

Intel(INTC)
IBM(IBM)
Motorola(MOT)
Dell Computer(DELL)
3M(MMM)
Silicon Laboratories(SLAB)
Luminex(LMNX)
Samsung
Tokyo Electoron
DermResearch
Austin EEG Laboratory

これらの企業を個別に投資対象とする際には主な研究施設を持っている都市の景気回復がどうかということも大切な調査対象となることを認識したいと思います。製造業において引き続きテクノロジ・セクターの動向は要注意です。

投資銘柄調査のためのエントリ

年末にTwitter経由で教えていただいたGSとCitiの投資銘柄調査のためのエントリはとても良かったので急遽エントリを書きました。

Goldman Sachs Global Investment Research #1:
Coverage & Disclosure
株価やレーティングだけでなく開示情報のチェックもできます。

Goldman Sachs Global Investment Research #2:
Company Specific and Other Regulatory Disclosure
EXCELシートの4半期レポート取得やTICKERを直接入力しての株価やレーティングのチェックができます。

Citi Investment Research:
Citi Investment Research and Analysis Disclosures
Citiが提供している同様のレポートのページです。

話題の株式市場の指数の下落

債務問題が発生したり国の財政規律の問題で話題の下記の3つの株式市場指数の3か月前の指数と比較した相対グラフを描いてみました。



【スペインIBEX35指数:IBEX:IND】
スペインの格付けが下がったけれども,まだスペイン株式市場には大きな変動はなく今後の展開次第。

【アテネ総合指数:ASE:IND】
アテネの格付けが下がった影響を受けて,アテネ 総合指数は-16.24%の下落

【ドバイ金融市場総合指数:DFMGI:IND】
ドバイワールドの債務問題とドバイの格付けが下がった影響を受けて,ドバイ金融市場総合指数は-24.4%の下落

ドバイショックは先行き不透明なのでまだ下落する可能性は高いですが,国の信用の低下には限度があるので,アテネ総合指数の下落には早晩ストップがかかることと思います。直接,これらの市場に投資することがないとしても,EUR/USDとの相関係数を調べたり,全く影響を受けない市場などを調査するのも面白いでしょう。

経済指標以外のイベントがある時には,関係する国の株式市場インデックス指数を為替売買の損切りのサーキットブレーカーやシグナルの一部に利用することも良いアイディアかもしれません。

LATIN AMERN DISCOVERY FD [LDF: NYSE]

昨日のCTSH:NASDAQだけではなくS&P500よりはるかに良いY2YパフォーマンスのクローズドETFがあります。

LATIN AMERN DISCOVERY FD [LDF: NYSE]

です。下図を見ると分かるように,S&P500の2倍以上の収益を上げています。



この銘柄は,

■ 地域に投資するファンドなのである程度リスク分散されている
■ 南米の新興国経済の発展に牽引されている
■ クローズドETFですから投資信託の手数料ではなく通常の売買手数料で取引できる
■ 普通株の配当に相当する分配金も投資信託よりはるかにお得

などの多くのメリットがあります。クローズドETFは出来高を見て流動性リスクが高くなければ大変お勧めです。このLDFも限りなく14ドルに近いところで押し目買いをしたい銘柄です。

COGNIZANT TECHNOLOGY SOLUTIONS #3

タイトルの会社は,一年半以上前から注目しているITサービスのオフシェアビジネスの会社です。

金融危機の影響を受けてこの会社の株も一時は20ドルを割りましたが,会社の将来性があると踏んでいたので,20ドル台半ばで購入しております。



Y2YパフォーマンスをS&P500やNASDAQと比較してもこの通り立派なものでしょ。



今日もS&P500もNASDAQも大幅プラスですが,これだけ経済状態に先行して株が上がるのもなんだか昔の「根拠なき熱狂」ぽいのも事実です。

市場平均に連動しないとはいえ,「株価が取得価格の2倍になったら,最低でも半分は売る」という私の昔からの方針で行きたいと思います。

CIT破綻の影響は少ないとの観測

Treasury Bets U.S. Financial System Can Weather CIT Collapse

CIT(CITIじゃないから念のため)は破綻報道のため,今日の時価総額は1億6334万ドルまで落ちました。

早い話が時価総額10億ドルにも満たない中規模金融セクターの破綻は財務省も容認するということです。マスコミのヘッドラインリスクでいくら「破綻」と書かれても,市場も耐性ができていますから必要以上に不安がる必要はないでしょう。

Too Big To Failと言われた昨年9月時点のAIGの時価総額は1750億ドルから急落しても470億ドルもありました。そして,ダメダメの現在でも17億5000万ドルもあります。元々から1/100になること自体もすさまじいことですが,470万円と1万6000円の話を同じ感覚で扱わないようにしないといけませんよ。

Wells Fargo 好決算!

Wells Fargo Posts Record First Quarter, Sparks Rally (Update5)

米銀はみんなダメかと思っていたところに,非常に良かった4半期決算発表でした。シティもJPモルガンもバンカメも1,2月には利益が出ていると報告していますし,そろそろ他の米銀も含め今期は利益が出る状況なのかもしれません。

住宅ローンの市場も,人が生きている以上コンスタントに需要は発生するでしょうし,加えて競争相手が次々と破綻したり吸収されたりしましたから,現在の市場で得られるマージンは大きそうです。また,政策金利がゼロに近いのに長期の住宅ローンの金利はそれなりに高いので,低金利政策が銀行を助けているのはいうまでもないことです。それから記事によると,合併したワコビアの事業継承から多くの利益を得ていた反面,延滞債権の貸し倒れ償却分(charge-offs)は清算完了したようですね。

雇用統計と消費者信頼感は遅れて反応しますが,(株式市場も含め)住宅市場の底打ちと設備投資の回復は少しずつ先行しているのがわかります。(2,3番底に注意しながら)良いタイミングで株のほうは仕込みたいと思います。

ドル3か月物LIBORがじわりと上昇

ドル3か月物LIBORが,2009年年初に1.1を割ってからは一転上昇している状況です。企業の破綻観測や資金注入のニュースが頻発しているので,わからなくもないです。OISとのスプレッド差がまだ100BPぐらいあるわけですから,3か月先の短期金融市場のことなど全く見当がつかないと言う意味です。

第一四半期越えも近づいてきたので,期末の資金需要も多く発生しているんだろうと推測します。バーナンキ議長は言うようにこれからも金融機関はストレステストに晒されるので,ある程度悪すぎるシナリオも想定するべきなんですね。

人間の心理は悪いと思って良かった場合の場合のほうが,良いと思って悪かったときよりずいぶんましなんですから,ユーロ圏のような根拠のない楽観はあまり良くありません。最悪のシナリオを想定しつつ実体経済が回復するのをのんびりと待ちたいと思います。(その間はシステムが頑張ってくれますとも…多分)




Libor’s Creep Shows Credit Markets at Risk of Seizure (Update1)

これもショックなニュースです

ある意味,今週のFOMCの発表以上のニュースですね。

「虎年の獅子座」東京株式市場マーケット・コメントのページがご退職で更新停止になるそうです。

私が日本株に興味を持ち始めた頃から,よく読ませていただきました。本業と関連あるブログの運営は,近年ではコンプライアンス面での要求が格段に厳しくなったのでなかなか大変なのですね。EURO SELLERも本業の話は積もるほどあるのですが,このブログでは全くと言ってよいほど書くことができません。

また,時期を見て再開して欲しいですが,それがかなわなくても,今後とも健康に気をつけて新たな道に踏み出していただきたいと思います。 「虎年の獅子座」様,今までありがとうございました。

流動性危機は徐々に正常化



Libor's Biggest Drop Fails to Match Fed, Spur Loans (Update4)

LIBORが劇的に下がっています。FFレートも下がっているので,4月-6月の水準より下がって当然なのです。(図1)



そして図2はOIS3Mです。当然のことながらこちらはFFレートの低下にダイレクトに追従します。短期金利のプレミアムが図1と図2の差分ですから,これが下がっていることは良い兆候でしょう。

OISのチャートも今回初めてリンクしておきます。

 | HOME |  NEXT »

PAGE TOP ▲

Appendix

EURO SELLER

EURO SELLER

管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

DTIブログポータルへ
このブログを通報
Report Abuse

Search

Calender

« | 2017-10 | »
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

Forex Rates

This site's QR Code