EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ECBは政策金利を0.50%に据え置き…ドラギ総裁は金利上昇に対するフォワード・ガイダンス破りのECBの「行動」を示唆

Draghi Says ECB Ready to Act as Market Rates Advance

9月5日にECBは政策金利を0.50%のまま据え置きました。欧州経済が徐々に回復しているという背景を汲み取り,政策金利を低水準で維持するとの中銀ガイダンスにもかかわらず短期金融市場で上昇する金利への警戒姿勢を鮮明にして「行動する用意がある」と言明しました。それだとガイダンスとは何だったのかという疑問がわきますが,「景気回復について私は極度に慎重な見方をしている。熱狂する気にはなれない。回復は始まったばかりでその芽はあまりにも青い」と述べることにより利上げできるほどの景気回復ではないことを示しました。



今回の会見直後にはいったんドル安に向かったユーロドル相場でしたが,市場はECBの現状維持の姿勢に反発してドル高方向の動きに反転してきました。その後,金曜日の米雇用統計の期待はずれの数値によりもう一度ドル安に振れるという足掛け2日の行って来い相場となりました。

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なお,以下のページに会見のトランスクリプトとビデオ映像があります。
トランスクリプト: Introductory statement to the press conference (with Q&A)
ビデオ映像: Webcast of the press conference 5 September 2013

ECBは政策金利を0.50%に据え置き…ドラギ総裁は数値目標のないフォワード・ガイダンスを強調

ECB Keeps Interest Rates on Hold Amid Improving Economy

8月1日にECBは政策金利を0.50%のまま据え置きました。先回の会見から政策金利は「長期にわたり」低水準にとどまると言明し,時間軸政策(フォワード・ガイダンス)への大きな転換しましたが,ガイダンスを数値基準に結びつける議論はしなかったと述べて牛歩戦術ともいえるノロノロ政策です。インフレが中期的に抑制されるとの見通しの下で,ユーロ圏経済が2013年後半と2014年に回復することを期待しつつもダウンサイドリスクについても言及して,今後の金融政策のフリーハンドを残しておこうという意図がはっきりと見て取れます。



今回の発表と会見では現状維持の様相が強かったので,為替市場には大きな変化があったとは言いがたいですね。やはり,金曜日の米雇用統計によるドルの爆上げでも期待しているのでしょうか。本日は期待はずれの相場となりました。

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なお,以下のページに会見のトランスクリプトとビデオ映像があります。
トランスクリプト: Introductory statement to the press conference (with Q&A)
ビデオ映像: Webcast of the press conference 1 August 2013

ECBは政策金利を0.50%に据え置き…ドラギ総裁は政策金利のフォワード・ガイダンスで相場はユーロ安

Draghi Says ECB Rate to Stay Low for ‘Extended Period’

7月4日にECBは政策金利を0.50%のまま据え置きました。今回の会見では政策金利は「長期にわたり」低水準にとどまると言明し,これまでの将来へのコミットメントを行わない政策から時間軸政策(フォワード・ガイダンス)への大きな転換です。ユーロ圏経済が引き続き弱くインフレが中期的に抑制されるとの見通しの下で,将来へのコミットメントを行なうことにより0.5%の政策金利を追加利下げをせずに済んでいるというのはECBの歴史からすると画期的だと思います。これはFRBが現在導入しているインフレ率と失業率によるより明確な時間軸政策よりはあいまいなので出口戦略を取る面でも副作用が少ないというメリットもあるでしょう。一方で,マイナス金利を課す可能性については引き続き予断を持たず検討していく姿勢を示しました。



発表後にユーロドルは1.30ドル直下から1.28ドル台後半まで大幅に下落し,先回の会見でユーロ高になった動きとは逆になりました。その後,ご存知の通り金曜日の米雇用統計もNFPの大幅な増加と過去2か月の上方修正があったためさらに1.28ドル台前半まで下落したのは言うまでもありません。ドル円については,ECBの政策金利の発表と記者会見では99円台後半からやっと100円台に上昇する程度の軽微な影響に留まりました。

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なお,以下のページに会見のトランスクリプトとビデオ映像があります。
トランスクリプト: Introductory statement to the press conference (with Q&A)
ビデオ映像: Webcast of the press conference 4 July 2013

ECBは政策金利を0.50%に据え置き…ドラギ総裁はマイナス金利の早期実施に否定的で相場はユーロ高

ECB Keeps Rates on Hold as Confidence Returns to Region

6月6日にECBは政策金利を0.50%のまま据え置きました。今回の会見ではインフレリスクは「おおむね均衡」しており,成長には「下振れリスク」があるとの認識は変わりませんが,ユーロ圏の信頼感改善で域内経済が年内に安定化するとの見方を示しました。中銀預金金利と限界貸出金利もそれぞれゼロと1%で継続しています。どうも政策委員間で意見対立があるのか今回は「さまざまな手段がある」があると言明したものの「いつやるか?今でしょ」のようなリーダーシップは感じられませんでした。先回の会見で示唆したマイナス金利を課す可能性については,「政策委員たちが協議した」ことは認めたものの「直ちに行動することを正当化するには不十分だった」という結論だったので相場にも大きな影響を与えました。



発表後にユーロドルは1.31ドルあたりから1.33ドルまで4時間ほどかけて「ドラギショック」と名付けるしかないドル安・円高・ユーロ高になりました。まあ,円高とドル安が同時に来てドル円が酷いことになっているのですが,(ドル円の円高とユーロドルのユーロ高には2時間ほどの時間差があるので)ドル安のきっかけを与えたのはこのユーロドルの動きですね。その後,ご存知の通り金曜日の米雇用統計が普通に良かったのでドル円のブレも一瞬の95円割れで終わり,反転が始まっています。暦の関係でECBの政策金利発表と米雇用統計が同じ週になる場合は特に注意が必要なのは先回と同じです。

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なお,以下のページに会見のトランスクリプトとビデオ映像があります。
トランスクリプト: Introductory statement to the press conference (with Q&A)
ビデオ映像: Webcast of the press conference 6 June 2013

ECBは政策金利を0.25%利下げして0.50%に変更…ドラギ総裁は新たな緩和政策も模索

ECB Cuts Interest Rates to Record Low as Recession Lingers

5月2日にECBは政策金利を2012年7月以来初めて0.25%利下げして0.50%に変更しました。今回のステートメントでもユーロ圏の経済見通しには引き続き景気後退の下向きリスクがあることを強調しました。また,中期的な物価予想も2%を上回るとは考えられないので緩和的な金融政策スタンスをさらに強力なものとするために利下げを決定しました。一方で,預金金利のマイナス圏への引き下げがあるかとの記者会見での問いに対して「技術的には準備ができている」としたもののちょっと予想外の質問だったようで「予断を持たずに検討する」と述べて詳しい言及を避けました。加えて,リファイナンスオペでの応札額全額供給を少なくとも2014年半ばまで継続すると表明しました。



利下げの発表時にはユーロドルは1.32ドルあたりで推移していたのですが,その後の記者会見でドラギ総裁が中銀預金にマイナス金利を課す可能性を示唆した後にユーロは軟調になりました。その後,ご存知の通り金曜日の米雇用統計がとても強かったので一段とユーロ安・ドル高の流れになりましたが,すぐに行って来い相場で半値辺りまでは戻しています。日本の連休は欧米市場にとっては関係ないので今週の大きなボラティリティにつながりました。暦の関係でECBの政策金利発表と米雇用統計が同じ週になる場合は特に注意が必要ですね。

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なお,以下のページに会見のトランスクリプトとビデオ映像があります。
トランスクリプト: Introductory statement to the press conference (with Q&A)
ビデオ映像: Webcast of the press conference 2 May 2013

ECBは政策金利を0.75%で据え置き…ドラギ総裁はキプロス問題を前例にしないとキッパリ

ECB Keeps Interest Rates on Hold as Policy Makers Weigh Plan B

4月4日にECBは政策金利を0.75%のまま9回連続で据え置きました。今回のステートメントではユーロ圏の経済見通しには引き続き下向きリスクがあることを強調しました。一方で,前回の本格的な景気回復は2013年下半期に始まるとの予想は後退し,中期的な物価予想も2%を上回るとは考えられないので緩和的な金融政策スタンスを維持することを保証しています。次回の会合以降,利下げと再度の長期リファイナンスオペ,企業向け融資を促進する措置が再び検討されるのでしょう。

また,記者会見では銀行の破綻時に債権者に損失を負担させる「ベイルイン」のEU規則を前倒しして2015年には導入するべきだとの考えを示して,銀行再編や解体の枠組みを整備することの必要性を強調しました。言うまでもなく,キプロス問題のような解決策の遅れを避けるためにはそれを前例にするのではなく,ユーロによって望ましい「ひな形」をあらかじめ用意する方が望ましいわけです。



元々この2,3週間キプロス問題でユーロは安くなっていたわけですが,利下げをしないというスタンスとキプロス問題を「他山の石にする」というドラギ総裁の強い姿勢がユーロの信認を保たせたわけです。加えて,昼間の黒田日銀の「異次元緩和」の発表が為替に与えた影響がさらに大きくドル円が大幅に円安に振れましたので,ドラギ総裁の声明や記者会見自体でユーロドルがユーロ高に振れたのと相まってユーロ円が久々に元気になりました。一方,ADPによると3月の米国の労働市場はやや後退しています。ユーロ>ドル>円の強さの序列がユーロ>>ドル≒円にならないとも限らないので今晩の米雇用統計には要注意です。

また全体的に見ると,黒田日銀の異次元緩和に端を発して世界中がお金ジャブジャブのカネ余りになっていくことは確実です。結局はそのカネがどこへ行くかという視点がとても大切です。

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なお,会見のトランスクリプトは,ECBのホームページのここ にあります。

白川方明日銀総裁退任会見

昨日3月19日に,白川方明日銀総裁が退任されました。在任中はリーマンショックも欧州危機も東日本大震災もありましたが,日本の金融政策を舵取りしてきた方です。

しばらくすれば日銀の記者会見資料のページPDFがアップされると思いますが,ブルンバーグのこの記事がやや詳しいので概要を引用しておきます。

【5年間の任期について】
「一言で言うと、激動の5年間だった」
「リーマンショック、欧州債務危機、東日本大震災、2回の政権交代と、めったには起きないことが次から次へと起きた」
「その下で急速な円高の進行をはじめ、経済・金融も当然大きな影響を受けた」

【黒田新体制について】
「せっかくのチャンスなので、是非ともこれを生かし、日本経済が物価安定の下での持続的成長を実現するよう、適切な政策運営がなされることを期待している」

【市場との関係について】
「市場とどう向き合うのかというテーマは非常に重たい課題だ」
「もちろん市場は中央銀行のコミュニケーションの重要な相手だが、市場参加者にとって望ましいことが、長い目で見た経済の安定にとって望ましいことと、必ずしも一致するわけではないと感じている」

【黒田新総裁の『期待に働き掛ける』発言について】
「期待に働き掛けるという言葉が、中央銀行が言葉によって、市場を思い通りに動かすという意味であるとすれば、そうした市場観、あるいは政策観には危うさを感じる」

【景気の現状について】
「海外経済が持ち直しの兆しを見せ、またグローバルな金融市場でもリスク回避姿勢が後退するなかで円安や株高が進行し、マインドも改善傾向にある。何よりも競争力と成長力の強化に向けた議論が始まりつつある」

【2%の物価目標について】
「われわれが実現したいことは、単に物価が上がればよいということではなく、デフレから早期に脱却し、物価安定の下での持続的成長を実現することだ」
「物価が2%上がり、給料も同率上がるだけでは、国民の生活水準が向上するわけではない。物価が上がり、円の為替レートが同率で円安化しても、対外競争力が高まるわけではない」
「物価上昇の下では歳入も増えるが、歳出も増えるので、財政バランスの改善効果も限定的だ」

【物価上昇率は成長の結果であるべきとの持論】
「実現したいことは、実質経済成長率、人口減少社会では1人当たり実質GDPやGNI(国民総所得)成長率になるかもしれないが、これらが高まり、その結果として物価上昇率が高まっていくという姿だ」

【消費者物価指数の前年比上昇率について】
「消費税率引き上げの影響を除いてみても、2014年度中の平均はプラス0.9%と、同年度の後半には1%に達する可能性が開けつつある」

【デフレの原因は何かという質問に対して】
「ある意味でこれは5年間ずっと付いて回った問いだ。どのような経済活動もすべてお金を必要とするという意味では、すべての経済活動は貨幣的現象と言えるが、だからと言って、すべての経済現象を貨幣だけで説明できるわけではない」
「仮にこの命題を、中央銀行が供給する通貨、いわゆるマネタリーベースを増加すれば物価が上がると解釈すると、過去の日本の数字、あるいは近年の欧米の数字が示すように、マネタリーベースと物価との関係とのリンクは断ち切れている」
「デフレを克服する上で中央銀行の強力な金融政策が必要ないのかというと、もちろん必要だが、同時に、現在日本が置かれた状況を考えると、競争力・成長力強化に向けた幅広い主体の取り組みが不可欠だ」

【自身の市場とのコミュニケーションについて】
「異例の事態の下で政策を展開していく上では、政策の背後にある経済情勢についての判断について丁寧に説明する、政策意図を丁寧に説明するとともに、ありうべき効果とコストについても丁寧に説明する必要がある、それこそが独立した中央銀行としての誠実な対応であるという思いで対応した」

【金融政策の効果とリスクについて】
「もちろん、効果だけあってコストやリスクがないという政策があれば理想的だが、残念ながらそういう政策はない。金利水準が極めて低く、中央銀行のバランスシートも著しく拡大し、財政状況も非常に厳しいという現在の日本の状況では、効果とコストの比較衡量という視点は重要だ」
「過去の経験が示すように、コストやリスクが顕在化するのはずっと後になってからであり、いったん顕在化した場合は、その影響は大きくかつ長く持続する」

【日銀マンとしての仕事と退任後について】
「中央銀行の仕事は奥深い。大変恵まれた職業人生だった」
「明日からはまったく自由の身になるので、趣味のバードウオッチングを含めてゆっくりしたい」

【生まれ変わっても再び日銀総裁をやりたいかという問いに対して】
「そんなふうには思っていない。人生はそれぞれチャレンジのしがいのあることがたくさんあるのだろうと思っている」

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本当にお疲れ様でした。

ECBは政策金利を0.75%で据え置き…ドラギ総裁はイタリア総選挙の質問をうまくかわす

Draghi Says ECB Sees ‘Downside Risks’ on Economic Growth

3月7日にECBは政策金利を0.75%のまま8回連続で据え置きました。今回のステートメントではユーロ圏の経済見通しには下向きリスクがあることを強調し本格的な景気回復は2013年下半期に始まると予想しました。このような弱い経済環境を考慮すると物価圧力は限定的であるとも述べ,引き続き緩和的な金融政策スタンスを維持することを保証しています。また,記者会見でドラギ総裁はイタリアの総選挙後の政局が不透明であることについて「我々にとって民主主義は望ましいものだ」とはぐらかし,「1年前のようにイタリアの財政問題が他国に直ちに影響するわけではない現在の状況は以前と比べて改善している」と答えて「悪い時と比較すれば今は良いのだ」という安心感を市場に与えたのはお見事でした。なお,一時期のユーロ高のような状況ではないので為替に関するコメントは今回は避けています。



ドラギ総裁が2013年下半期の景気回復について述べると,一時期1.30ドル割れしていたユーロドルは1.31ドル台前半まで跳ね上がりました。最近はFOMCの時のバーナンキ議長の会見以上に市場にインパクトがありますね。このドラギ総裁の会見によって,溜まっていたショート筋が結構スクイズされたのではないかと考えていますが,1.31ドル台半ばを明確に越えてこない限りユーロドルの1.30ドル割れはなくなったわけではありません。今晩の米雇用統計にはまだ要注意です。

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なお,会見のトランスクリプトは,ECBのホームページのここ にあります。

ECBは政策金利を0.75%で据え置き…ドラギ総裁はユーロ高が経済に及ぼす影響を口先で牽制

Draghi Finds Powerful Weapon in Words as Markets Heed His Voice

2月7日にECBは政策金利を0.75%のまま7回連続で据え置きました。今回のステートメントではユーロ各国の景況感が持ち直したことを前提にやや楽観的な経済見通しを述べる一方で,記者会見では為替相場についてある程度踏み込んだ発言をしました。「為替レートは政策目標ではない。しかし為替レートは成長と物価安定にとって重要だ。そのためECBはユーロの上昇が続くかどうかを見極めて物価安定に対するリスク評価を見直していく。」という教科書に書いてあるような発言ですが,最近のユーロ高に懸念を持っていることをはっきりと示しました。加えて,何度も「緩和的な金融政策姿勢を維持する」と繰り返したため,口先介入のような効果があり緩和継続=通貨安容認(期待)という市場の思惑につながりました。この他,イタリア中銀がモンテ・パスキが抱える問題を適切に処理したことなどを説明し,いったん収まったユーロ圏の流動性危機についての懸念がぶり返さないようにスマートに処理された記者会見だったと思います。



ドラギ総裁のユーロ高を嫌った記者会見が伝わると,会見前まで1.35ドル台後半で推移していたユーロドルは1.33ドル台後半まで下落しました。緩和継続=通貨安容認(期待)から一段の利下げに向かう可能性についてはよほど経済が難しくなる場合は別としてすぐにはないと思いますが,市場にいったんユーロ安へという連想を働かせたドラギ総裁の手腕がしっかりと発揮された記者会見と言えます。2月1日の1.37ドル台到達が一種のメルクマールとなって直近はどこまで下げ調整が入るかに注目することにしましょう。

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なお,会見のトランスクリプトは,ECBのホームページのここ にあります。

ECBは政策金利を0.75%で据え置き…ユーロ各国の景況感の上昇が金利の据え置きを後押し

ECB Maintains Benchmark Rate at 0.75% as Economic Mood Brightens

1月10日にECBは政策金利を0.75%のまま6回連続で据え置きました。今回のステートメントではユーロ圏の金融危機の問題というより経済成長の問題に焦点を当て年内のユーロ圏成長率にある程度期待をかける記者会見でした。12月のユーロ各国の景況感が上向いたのが今回の金利据え置きに大きく貢献したでしょう。アベノミクスの場合もそうですがアナウンスメント効果というのは人々の当座のセンチメントには大きく影響します。1年後に本当に確実な経済成長をするとは断言できませんのでこのまま実体経済が上向くかどうかは慎重に見極めないといけません。しかし,この時期に「出口戦略」について訊く記者も記者ですけど,「金融危機は予断を許さないが債務危機の(回復への)ターニングポイントには来たのではないか」と言う質問をドラギ総裁が完全否定をしなかったのは,欧州の人って基本的に楽観的なんだなと思ってしまいました。



前回の会合では委員の過半数が利下げを支持したのと対照的に全会一致の決定であったことが伝わると,ユーロドルは1.31ドル台前半から1.32ドル台前半まで急騰しました。その後,さらに11日中に1.32ドル台半ばで推移した後に一段高で1.33ドル台半ばまで上昇しています。先回の発表時と大きく異なりどこまでユーロ高になるのかが今後の楽しみです。

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なお,会見のトランスクリプトは,ECBのホームページのここ にあります。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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